ノーコードツールを活用した「体験型AI・データ解析学習テキスト」が公開
2021/5/28
株式会社ヒューマノーム研究所は、AI構築プロセスの実体験を通した、データサイエンスの体験価値提供を重視する、次世代型AI学習テキスト「ワクワクから始めるAI・データ解析教室」を公開したと発表した。システム利用料・テキスト費用を含む、すべての学習プログラムを無料で利用できる。
■初学者向けAI学習テキスト「ワクワクから始めるAI・データ解析教室」について
ひとつは「理論・プログラミングの習得ハードルが高い」という点。AI・データサイエンティストを育成する人材育成コースは、一般的に数学理論やPython等のプログラミング言語からスタートするが、その習得は容易ではない。カリキュラムの最後にAIモデル構築を学習するため、時間的な制約から、理解に足る分量を割くことができないという。プログラミング演習も、提供された必要最低限のコードの写し書きに留まることもしばしばとのことだ。このため「トラブル解決ができない」「AI・データ解析にたどり着けない」などの問題が起こるという。
もう一つは「現場のAI開発フローが飲み込めない」点だ。経営者・マネージメント層向けの入門書は多く出版されているが、AIの概念や、AIが変える社会現象の話題が中心の啓蒙書となっている。実際、AI開発は、従来のIT・プログラム開発とは異なる考え方が必要だ。しかし、これらの書籍では文章での説明にとどまり、実際にAI構築はしないため、「今までの開発とAI開発の違い」を肌で感じることは困難だという。AI構築の実態を理解したい場合は、実務者同様、理論からのスタートを余儀なくされるとのことだ。