「OpenGate検索」では、
・「身体障害」
・「精神障害」
・「発達障害 ・知的障害」
と、障害を3つの分野に分けたサイト展開となっている。
それぞれのサイトでも更に、特許を取得したシステムである、障害を文字ではなく絵で指定する「ブイくん」を使い、障害を持つ部位に分けて情報がまとまっており、当事者が欲しい情報に素早く到達出来る仕組みになっているサイトだ。
■「SDGs」や「ダイバーシティ&インクルージョン」で進む多様性の受容と障害者理解の実態
昨今耳にすることが増えた「平等」や「多様性」という言葉。2015年9月に国連サミットの中で決められた、国際社会共通の目標「SDGs」の中に「人の不平等をなくす」というものがある。また、障害の有無などの外的属性は関係なく、一人一人を尊重し、認めていくという「ダイバーシティ&インクルージョン」が企業で推進されるなど、昨今の世の中では、人と人との違いを積極的に受け入れていくという動きが、高まっている。つまり、障害の有無は関係なく、一人一人が個人として能力を十分に発揮出来る世の中にしよう、という動きが世界中で広がっているという。しかし、日本では、様々な障害を持つ人を一括りに「障害者」と定義している場合があるなど、障害者理解やサポートがまだまだ整っていない傾向にある。実際に、聴覚障害を持つ人がネット上で見つけた企業の障害者雇用に応募したところ、応募後に聴覚障害者のサポート体制が無いという理由で断られてしまったなどのケースもあるとのことだ。残念なことに、身体障害を持つ人が、障害を持っている箇所や障害の程度によっての違いに理解が得られず悲しい思いをしたり、自分の障害に特化した雇用情報などの欲しい情報になかなか出会えず、情報収集に困ってしまうことが往々にして発生しているという。そこで、アクティベートラボが運営する障害者専用検索サイト「OpenGate検索」を活用することが有用とのことだ。
■身体障害者版「OpenGate検索」で出来る情報収集|障害者の「知りたい」を素早く叶える
以上のように、身体障害者という一括りの情報は非常に混沌としており、情報収集が難しい場合がある。また、ネット上には健常者向けの情報が多く、その中から自分の障害に関連する情報をピックアップする難しさから、健常者との間にIT情報格差も生まれがちだ。
アクティベートラボが運営する、障害者専用検索サイト「OpenGate検索」の身体障害者版では、「目」「耳」「上肢」「下肢」「腰/お尻」「全身」「内部疾患/難病」「半身」「片手」の中から、障害のある箇所を絵で指定する「ブイくん」を使って自分の障害を指定することで、情報を障害の部位によって閲覧することができる。
■身体障害者版「OpenGate」で出来るSNS交流|近い境遇の人とポジティブな出会いを
登録した障害の部位を元に、境遇の近いユーザーを自動でマッチング&リストアップ。すぐに友達になることができるSNS機能も魅力の一つだという。厚生労働省の調査では、生活のしづらさを「毎日」感じている身体障害者手帳保持者は40.0%にのぼるなど、多くの身体障害者が毎日、日常生活に苦労を感じていることが分かる。同じ身体障害を持ち、境遇も似ている者同士で交流し、日頃感じている気持ちや出来事に共感し合うことができるSNSは、日常で積み重なる心労の軽減に有用であるといえるという。また、それぞれが知っている様々な情報を共有できることで、施設のバリアフリーなど、自分の障害にとって有益な情報が自然に集まってくることも利点の一つとのことだ。
■障害者雇用「障害者翻訳システム」|人事採用担当者とのやりとりもスムーズに
最後に、障害者雇用をサポートする、障害者翻訳機能についてだ。就業を希望している障害当事者が、個々の障害の情報、必要なファシリティなどが瞬時にわかる「障害者翻訳システム」は、人事採用担当者との雇用間での齟齬解消に繋がるのが魅力だという。人事採用担当者も「障害者翻訳システム」を通して、障害者人材個人個人の理解をスムーズに行うことができる。障害者も一人一人、出来ること、不得意なこと、能力やスキルが違う。個人の尊重が、企業の「ダイバーシティ&インクルージョン」に繋がっていくとのことだ。