電動キックボードシェアサービスの「Luup」、開発体制の強化・マイクロモビリティ事業の研究開発のため合計約20億円の資金調達を実施

電動キックボードや小型電動アシスト自転車など「電動マイクロモビリティ」のシェアリングサービス「LUUP(ループ)」を展開する株式会社Luupは、合計約20億円の資金調達を完了したと発表した。

今回の資金調達では、電動マイクロモビリティの実装により環境負荷の低い持続可能な社会が実現できる点が評価され、森トラスト株式会社や、Open Network Lab・ESG1号投資事業有限責任組合(以下、Earthshotファンド)をはじめとする新規の投資家が出資した他、VC・事業会社を含む複数の既存投資家からの追加出資も受けたという。この資金を用い、Luupでは持続可能な社会をつくるためのマイクロモビリティ事業の開発を強化していくとともに、今後の更なる事業拡大に向けて、複数の投資家候補との協議も継続するとのことだ。
出典元:プレスリリース

■今回の資金調達の背景

Luupは、「街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる」をミッションに、電動キックボードや小型電動アシスト自転車を用いたシェアリングサービスを提供しているが、将来的には高齢者でも簡単・安全に乗ることができるモビリティの導入を目指しているという。今回の資金調達により、Luupでは持続可能な社会をつくるためのマイクロモビリティ事業の開発を更に強化する。Luupはこれまで、自治体や関係省庁との協議を重ね、街じゅうを「駅前化」するインフラとなることを目的に事業を推進してきた。しかし、新しいプロダクトを社会に浸透させるためには、これまで以上にインフラとして責任を持った高い品質と、心地よい体験を提案しなければならないという。今回の資金調達を受けて、プロダクトが持つデータをより活用し、素早い仮説検証ができる開発体制の構築、および、現在提供しているシェアリングサービス「LUUP」の開発の加速に留まらないマイクロモビリティ事業の研究開発を進めるとのことだ。

■今回の資金調達の詳細

出典元:プレスリリース
今回、電動マイクロモビリティの実装により環境負荷の低い持続可能な社会が実現できる点が評価され、森トラスト、Earthshotファンド、ZFP第1号投資事業有限責任組合などの新規投資家、並びに大東建託株式会社などのVC・事業会社を含む複数の既存投資家が出資。2021年4月に実施済みの約7.5億円の資金調達と合わせ、今シリーズの合計で約20億円の資金調達を完了したとのことだ。

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