森ビル、VRを活用した「火災時初動訓練VRシミュレーター」を独自開発
2021/9/2
森ビル株式会社は、「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」を舞台に、最新のVR技術を活用した「火災時初動訓練VRシミュレーター」を独自開発したと発表した。これにより、現実世界で体験することが難しい臨場感のある初動訓練を、いつでも、どこからでも、何度でも、仮想空間において実施することが可能となる。
本VRシミュレーターを活用することで、仮想空間内で訓練者が実際に火災報知機を鳴らしたり、燃え上がる炎の前で消火訓練をすることが可能となる。さらに、扉に触れた際に火災による熱を疑似体験できる、感熱デバイスの導入も検討しているという。また、本VRシミュレーターには、各種判断・行動に対する採点機能も搭載しており、担当者の主観に頼らない、客観的な採点結果によって、より効率的なスキルの向上が期待できる。加えて、コロナ禍で人流抑制や様々な行動制限がある中においても、いつでも、どこからでも、何度でも、火災時における適切な初動訓練の実施が可能となる。
同社物件の管理・運営に関わる現場社員・協力会社スタッフを対象として、本VRシミュレーターによる初動訓練を順次開始するとのことだ。