AI音声合成プラットフォーム「CoeFont CLOUD」が声帯摘出者向けに無料提供を開始

株式会社Yellstonは声帯摘出者向けにAI音声合成プラットフォーム「CoeFont CLOUD」の無料提供を開始すると発表した。

現在、喉頭がんや下咽頭がんなど喉のがんにより声帯を摘出し、自分の声を失った人が2~3万人程いるといわれているという。声帯摘出者は自分の声を失うという辛い思いをしている。この現状に対し、同社は声帯摘出者向けに「CoeFont CLOUD」を無料提供するとのことだ。
出典元:プレスリリース

■概要

同社は、今後声帯摘出手術などにより声を失う可能性のある人に対して、AI音声合成プラットフォーム「CoeFont CLOUD」を無料提供する。CoeFont CLOUDで自分の声を収録することで、声を失った後もスマホやPCから簡単な文字入力で自分の声の音声合成が利用できる。従来の1文字ずつ繋げて音声にするようなサービスとは異なり、AIを活用して本人が話しているような音声が作成でき、実際に会話をしているような体験ができるとのことだ。

■CoeFont CLOUDとは

「CoeFont CLOUD」はAI音声合成プラットフォーム。CoeFontとは、「声」を、手軽かつ表現力豊かな、「フォント」のようにする、というコンセプトの音声合成だ。従来では、50万円・10時間以上の収録を必要としていたが、本サービスでは、500円・15分の収録で、それよりも自然な発声のできる、CoeFont(AI音声合成)を作成できるという。作成したCoeFontは、クラウド上で公開することができる。他のユーザーのCoeFontを利用して、音声合成も可能だ。作成したCoeFontが利用されるたびに、CoeFontの作成者に収益として還元される。またAPIを利用して、アプリやウェブサイトに組み込むこともできる。

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