「日本産食品」の信頼性・ブランディングの向上を目指しブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティ・サービスが開発

株式会社digglueとIT FORCE株式会社は、SBIトレーサビリティ株式会社のブロックチェーン基盤のCorda(コルダ)を活用したトレーサビリティ・サービス「SIMENAWA」の開発を支援したと発表した。

今後も引き続き3社で連携し、トレーサビリティ・サービス「SIMENAWA」で生産地・生産環境・プロセスなどの証明やフードサプライチェーンの透明化によって、食品に表記されている情報の信頼性やブランディングをより高め、消費者に向けて「日本産」食品としての付加価値訴求や説明責任向上を目指すとのことだ。

株式会社digglue(ディグル)は、これまで、建設業・製造業などに対して、ブロックチェーンやAI、IoTを活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)支援で、深い業界知識と徹底的なヒアリングを元に、各業界の企業が抱える本質的な課題を可視化し、テクノロジーを活用することで解決してきたという。そして、SBIトレーサビリティ株式会社は、株式会社digglue、IT FORCE株式会社と連携してトレーサビリティ・サービスを開発した。この試みで、生産者の情報や「出荷」プロセスなどの情報を入力、「日本産」食品の生産から流通をトレースし、生産地・生産環境・プロセスなどの証明が可能となる。これにより消費者からの「日本産」食品の表記情報の信頼性やブランディングをより高め、「日本産」食品としての付加価値訴求や説明責任向上の実現を目指すとのことだ。

「SHIMENAWA」は、ブロックチェーン基盤のCorda(コルダ)を活用したトレーサビリティ・アプリケーションを株式会社digglue(ディグル)、消費者向けアプリケーションをIT FORCE株式会社の支援体制により開発し、ブロックチェーン基盤の活用が抱える課題を最小化するスキームも合わせて実現することに成功したという。

背景の一つとして、海外における食品の需要獲得を目指し、「日本産」食品の輸出拡大戦略が採られる中、生産地・生産環境・プロセスなどの証明やフードサプライチェーンの透明化に課題があることや、偽の表記を付けた商品が海外で流通しており、食品の表記情報の信頼性が購買行動に大きく影響するにもかかわらず、その対策が不十分であることが課題となっているとのことだ。

SHIMENAWAサービスのシステム概要
出典元:プレスリリース

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