
DNP、メーカーの商品情報管理や流通のDXを支援するサービスを開始
2021/9/28
大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、メーカーの商品情報を管理し、これらの情報を卸・小売・流通の各企業で異なるデータフォーマットに合わせて自動変換して提供する「DNP商品情報変換配信サービス LaConnect(ラコネクト)」の提供を開始すると発表した。
■開発の背景
■「DNP商品情報変換配信サービス LaConnect(ラコネクト)」の特長
本サービスは、登録した商品情報のマスターデータから、卸・小売・流通企業の個別に異なるデータフォーマットに合わせて自動的に変換・出力を行う。これにより、従来はメーカーが個別に各社のフォーマットに合わせて提供データを作成していた負荷を軽減できる。本サービスの開発中に複数の企業と実施した実証実験では、本サービスの活用によって商品情報の登録時間を約50%に削減することができたという。
2.商品情報の一元化によるガバナンス強化
本サービスは、メーカー内で複数部門にまたがって管理している商品情報や関連画像なども、一元的に管理することが可能だ。データの散在や、最新情報と古い情報との混同などを防ぐことにつながるため、正確な商品情報をより早く卸・小売・流通各社へ提供することができる。
■「DNP商品情報変換配信サービス LaConnect(ラコネクト)」の主な機能
・メーカーの情報の商品マスター管理:商品のテキストや画像等のデジタルコンテンツを商品マスターにアップロードして、一元管理する。
・卸・小売・流通企業のデータフォーマット管理:各卸・小売・流通企業のデータフォーマットを本サービスにアップロードし、メーカーに求めるデータ項目を登録する。
・商品マスターとデータフォーマットのマッピング(関連づけ):商品マスターのデータと各社のデータフォーマットの該当項目候補を自動的に表示し、両者の関連づけを行う。
・提出用フォーマット出力:卸・小売・流通企業のデータフォーマットの各項目にメーカーの商品情報を関連づけて自動的に流し込み、そのまま入稿可能な形式で出力する。