Notionは、メモ、ドキュメント、プロジェクト管理、wikiをカスタマイズ可能な形で組み合わせたオールインワンのワークスペースだ。日本語ベータ版をリリースし、今後も日本のユーザーのサポートを強化するとのことだ。
【日本語化される機能】
・Notion ホームページ
・Notion ブラウザ利用
・Notion デスクトップアプリ
・Notion モバイルアプリ
・ヘルプページ・ガイド・テンプレート
・日本語によるカスタマーサポート
デスクトップおよびモバイルアプリの日本語化は今後数週間のうちに順次展開予定だという。
昨年より日本のゼネラルマネージャーに西勝清氏を据え、活動的かつ知性溢れるチームで、日本のユーザーのサポートを行ってきたという。日本のデイリーアクティブユーザー数は、2021年8月には前年同月比で約4倍に増加し、SOMPO Light Vortex、ラクスル、スマートニュースや1,000社以上のスタートアップが利用しているとのことだ。Notionの現在のユーザーの約80%が米国外で、グローバルでも日本同様にデイリーアクティブユーザーは約4倍(2020年8月~2021年8月)に成長しているという。Notionが世界中でより活用されるためには、各地域のコミュニティと二人三脚で活動を行っていくことが重要だと考えているという。現在日本には、6つの地域コミュニティがあり、1,200名以上が参加。また、Notionについて豊富な知識を持ち、Notionを日本国内で広める活動をするNotionアンバサダーも8名いるとのことだ。
Notionは、今年初めに欧州・中東・アフリカ地域を統括するEMEA本部をダブリンに開設し、フランス、ドイツをはじめとする欧州全域で急速な成長を遂げているという。また、韓国でも現地社員を増員することで、韓国国内の企業の導入を推進する計画など、Notionではグローバルでローカライゼーションを推進している。その中でも、日本は特にエンタープライズ向けの需要が高い重要な市場で、以前から多くのユーザーが利用していたため、日本語版のリリースは急務と考えていたとのことだ。また、共同経営者のアイバン氏とサイモン氏は、Notionの開発途中、京都に移り住み、職人の細部へのこだわりや日本のホスピタリティーに感銘を受けた。今でもNotionの製品・サービスには京都から受けたインスピレーションが多く生かされているという。そのため、日本は創業者のアイバン氏とサイモン氏にとって重要な場所となっているとのことだ。