個人間カーシェアサービス「Anyca」、ワーケーションユーザー向けにカーシェアリングの実証実験を開始

株式会社DeNA SOMPO Mobilityが運営している個人間カーシェアサービス「Anyca(エニカ)」は、株式会社LIFULL(ライフル)が運営するコリビングサービス「LivingAnywhere Commons (リビングエニウェアコモンズ、以下、LAC)」の3拠点に「Anyca」でシェアができる車両を設置し、ワーケーションユーザーの生活の足を確保するための実証実験を開始すると発表した。

カーシェアの市場は拡大を続けているが、現状は首都圏を中心にサービスが展開されており、収益性確保の課題があることから地方ではカーシェアが広まりにくいという。そのため、ワーケーションに代表される、新しい地方滞在の形態も伸張しているが、コリビング拠点で利用できるカーシェアが少なく、ワーケーションユーザーは買い物などの短時間、短距離のための生活の足を確保しづらいといった課題があるとのことだ。

一方、個人間カーシェアである「Anyca」は、車両を提供するオーナーは収益性を目的としておらず、企業が収益を目的に運営するカーシェアでは採算が合わない地方での交通課題を解決できる可能性があるという。そこで、今回の実証実験では、LACの3拠点(会津磐梯、伊豆下田、八ヶ岳北杜)に「Anyca」でシェアができる車両を設置し、利用者の動向やニーズ調査の実証実験を行う。通常の旅行とは異なり、長期的にその土地で生活するワーケーションユーザーの生活の足として利用できるサービス展開を目指し、LACのユーザーの満足度向上を狙う。

■実証実験の概要

期間:2021年10月20日(水)~
場所:
LAC会津磐梯
LAC伊豆下田
LAC八ヶ岳北杜
設置車種:ダイハツ ミライース
台数:各拠点1台ずつ
料金:800円~/24時間
利用方法:「Anyca」のアプリを利用
調査内容: 利用者動向、ニーズ調査、LACユーザーの満足度調査

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