東北大学、世界標準入試システム「TAO」を採用

株式会社サマデイは、東北大学が世界標準モデルの入試システム「TAO(The Admissions Office)」を採用することを決定したと発表した。

東北大学は2019年に策定された「東北大学の国際戦略」のターゲットとして「国内外から優秀な学生・教員を惹きつけ、大変革時代の社会を世界的視野で力強く先導するリーダーを育成する」ことを掲げ、そのためのアクションとして「国際学位コースの拡大を中心とした、優秀な留学生の積極的・戦略的な受け入れを拡大する」ことをあげている。TAOは⽇英両⾔語に対応し、学⽣がひとつのフォームで複数の⼤学に出願できる、グローバル対応の⼊試システムだ。また、どのような募集書類であっても全てデジタル化できるため、どの国の志願者にとっても出願しやすく、大学が世界中の志願者を募集しやすいシステムとなっているとのことだ。

■導入の背景

現在、東北大学は大学全体で83カ国・地域から2,044人の外国人留学生を受け入れているという(2021年5月1日現在)。また、2019年に策定した「東北大学の国際戦略」におけるアクションプランのひとつとして「優秀な留学生の積極的・戦略的な受け入れ拡大」をあげている。日本の大学の入試要項は海外大学と比べて複雑で、志願者の負担が大きいため、外国人留学生から敬遠されがちで、日本の大学にとっての機会損失が生じていると言われている。

TAOは入試プロセスの世界標準化・デジタル化を実現するグローバル対応のシステムで、導入によって上記のような課題を解決することにもつながるという。また、TAOでは「フォーム作成機能」によって、大学の管理者が自ら出願フォームを設定することができる。そのため、どのような変化に対しても時間・コストをかけることなく柔軟に対応でき、この点も大きな導入メリットとなっているとのことだ。

Article Tags

Special Features

連載特集
See More