「水処理AI最適運転」が環境省の脱炭素社会の実現に向けた実証事業に採択
2021/11/4
水処理産業のデジタル変革(DX)に挑むFracta Leap株式会社が参画する、栗田工業株式会社の「メタ・アクアプロジェクト」は、環境省の「革新的な省CO2型感染症対策技術等の実用化加速のための実証事業」に、「AI運転操作判断システムによる逆浸透膜(RO膜)装置の運転最適化」のテーマで応募し、採択されたと発表した。
水セクター(上下水道・産業用水処理 等)は、世界の温室効果ガスの5%を排出しているといわれる上、今後も更に水需要の増大が予測されていることに鑑みると、水処理産業におけるCO2排出量抑制の対策は急務だという。その中で、これから特に増加する再生水・海水淡水化プラントで多く使用されるRO膜装置を対象とした、本ソリューションは、貢献余地が非常に大きいものといえるとのことだ。
本件を推進するメタ・アクアプロジェクトでは、水処理プラント全体のスマート化(デジタル化・最適化)を目指し、RO膜以外の装置向けAI最適運転ソリューションや、水処理プラントのAI設計(最適化・自動化)ソリューションも併せて開発を進めており、今後も国内外の顧客へ、DXによる脱炭素化・コスト削減といった価値を提供する。