博報堂、3Dアバター技術を活用した試着サービスプロトタイプ「じぶんランウェイ」を開発
2021/11/22
株式会社博報堂と株式会社博報堂D YメディアパートナーズのXR領域のクリエイティブやソリューション開発を行うプロジェクト「hakuhodo-XR」は、株式会社VRCの高速3Dアバター生成技術および即時オートフィッティング型バーチャル試着技術を活用し、生活者のアバターがバーチャル空間で瞬時に同時複数試着体験が可能となる「3Dアバター試着サービスプロトタイプ『じぶんランウェイ』」を開発したと発表した。
また、「じぶんランウェイ」の導入企業にとっては、店舗のオンライン/オフライン融合(OMO)のブリッジとしての役割を果たすだけでなく、選択されたアイテムの人気動向を計測できるなどプレマーケティングとしての活用も想定。また、生活者ニーズをとらえた生産量コントロールが可能となることで、衣服の生産から着用、廃棄に至るプロセスにおける環境負荷低減への貢献も視野に入れているという。
hakuhodo-XRは「じぶんランウェイ」のプロトタイプを用いて、今後さまざまな商業施設・アパレルブランド・雑誌メディアなどとの協業を想定しながら、買物本来の「楽しい」という価値を創造する3Dアバター試着体験を世の中に実装し、リアルを超えたワクワクする買物体験の提供を目指し、さまざまな検証をする。このプロトタイプを活用して、協業パートナーとPOC/POBの提供を2022年初頭開始予定とのことだ。
・じぶんランウェイの特徴
さまざまなファッションコーディネートの中から好きなものを選んで、いくらでも試着できる。
アバターで、自分に似合うスタイルフィッティングをランウェイ形式で360度俯瞰して確認できる。
一度に試着してみたい6つのファッションコーディネートを選んで、瞬時に比較できる。
お気に入りのコーディネートから、アイテムの詳細を確認できスムースに購入へと移行できる。
店舗毎の試着が面倒に感じられる時や複数のアイテムを試着する時間がない時でも、試着へのハードルが下がり、時間短縮しながら客観的な視点で商品を検討でき、より納得感をもって購入できる。
「じぶんランウェイ」でのウォーキング動画のシェア機能も今後拡充予定。