ウェザーニューズ、5kmメッシュの世界天気予報APIの販売を開始
2021/12/2
株式会社ウェザーニューズは、気象データと最新技術で企業のDXを推進する気象データ提供・分析サービス「WxTech(ウェザーテック)」をグローバルに拡大し、海外ビジネスを展開する企業向けに5kmメッシュの世界天気予報API(一部地域を除く)の販売を開始したと発表した。
北京の天気予報の20kmと5kmメッシュの比較
(20kmで見ると晴れでも、5kmでは雨の予報となる場合もある)
■WxTechをグローバルに展開
世界天気予報APIは、グローバルに展開する日系企業やこれから進出予定の企業、海外企業から商品調達している企業からの、「信用できる細かい現地の気象データをAPIで欲しい」という声をきっかけに開発したとのことだ。
<世界天気予報APIの特長>
1. 5kmメッシュの高解像度データ
2. 世界各国の気象データとAI技術を活用した高精度な予測データ
3. APIでリアルタイムのデータ取得やシステム連携が可能
「世界天気予報API」は、5kmメッシュの高解像度かつ高精度な短期・中期予報のデータをAPIなどで提供する。短期予報では、72時間先までの1時間ごとの天気コード、気温、湿度、降水量、気圧、風向、風速、全天日射量の8要素を取得できる。中期予報では、2週間先までの1日ごとの天気コード、最高気温、最低気温、平均湿度、降水確率、日降水量、日最大風速時の風向、日最大風速、日積算全天日射量を提供する。14日先の中期予報についても、5kmメッシュの細かいデータを提供する。
メッシュを細かくすることで、より詳細な天気の表現が可能になるため、データの精度も高まるという。全球モデルは10〜20kmメッシュが一般的だが、20kmメッシュの天気予報では晴れのエリアでも、5kmメッシュで見ると晴れ・曇り・雨が混在し、場所によっては雨の予報になることもあるという。
また、本サービスでは、世界各国の予測モデルや同社独自の予測モデルを合わせた70以上の数値予測モデルをAI技術で補正して組み合わせることで、より精度の高い予報を提供する。
ニューヨークの天気予報イメージ 20kmと5kmの比較
(20kmと5kmメッシュで比較すると、予報が異なる場合がある)