アメリカで日本酒テイスティングキットのサブスクリプション販売を展開するTippsy, Inc、プレシリーズAラウンドで約2億円の資金調達を実施

日本酒ECサービス「Tippsy Sake Club」を運営するTippsy, Incは、プレシリーズAラウンドにて、W venturesをリード投資家として、DEEPCORE、KSK Angel Fund、Justin Waldronおよび複数の個人投資家から合計約2億円の調達を実施したと発表した。

今回の調達により、Tippsy, Incは累計調達額を約2億6千万円とした。今後、日本酒の生産者の魅力が伝わるストーリーや充実した商品コンテンツを提供するほか、味と嗜好データ解析に基づいたマーケティングやウェブ開発を進めるために、人材の採用と組織強化を図るとのことだ。

■資金調達の背景

これまでの3年間で、Tippsyはアメリカの消費者に対して20万本以上の日本酒を販売してきた。それにより、テイスティング体験を起点とした新規需要が増加し、市場が拡大することを実証。今回の資金調達をもとに、今後はチームを拡大し、独自のコンテンツを強化し、データ解析とAIによる味や嗜好のキュレーションをマーケティングや商品開発に活用するとのことだ。
出典元:プレスリリース
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■事業背景

Tippsy, Incの創業者は、前職の食品商社でアメリカの人々に日本酒を販売してきた経験から、「おいしい日本酒をひと口飲めば、消費者はワインと同じような香りの楽しみ方やペアリングの可能性に気づく」と発見。Tippsyは、そのような体験を届ける方法として、Sake Boxという300mLのミニボトル入りのテイスティングキットを会員に発送している。商品についての詳細な説明が書かれたカードや、蔵元インタビューのビデオに加え、ビギナー向けのガイド冊子などのコンテンツを提供。さらに、豊富な商品ラインアップをオンラインで入手可能にすることで、アメリカで新たな日本酒消費文化を創り出しているとのことだ。
出典元:プレスリリース
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