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ヤフー、「Yahoo! MAP」でEV用の充電スポットの場所や充電料金などを確認できる「EV充電スポットマップ」機能を提供開始

ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は、同社が提供する、「Yahoo! MAP」(iOS版、Android版)が、全国約2万ヵ所における電気自動車(以下、EV)用の充電器を備えた施設(以下、充電スポット)の場所や充電料金などを確認できる「EV充電スポットマップ」機能の提供を開始したと発表した。
政府は2020年、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を2050年までに目指すことを宣言しており、Yahoo! JAPANの親会社であるZホールディングス株式会社(以下、ZHD)も、Yahoo! JAPANを含むグループ全社の事業活動での温室効果ガス排出量を2030年度までに実質ゼロにする「2030カーボンニュートラル宣言」を発表している。

国内外の各自動車メーカーもEV販売台数の目標を掲げるなど、多業種において脱炭素の取り組みが加速している。また、EVを普及させるための施策として、政府は、EVなど向けの急速充電器を、2030年をめどに約4倍の3万基まで増やすとしており、今後、EVやEV用充電器の拡大が推測されるという。

一方で、現時点では、EV用充電器はガソリンスタンドほど普及しておらず、また、EV用充電器は、車種や目的に応じた複数の充電タイプがあるため、ユーザーは事前に適した充電タイプを調べておく必要がある。

今回、提供を開始した本機能により、ユーザーは、「Yahoo! MAP」を起動して「EV充電スポットマップ」をタップするだけで、EV充電スポットの場所や充電タイプを地図上でわかりやすく確認できる。また、詳細を知りたい充電スポットを選択すると、充電料金や営業時間に加え、充電中に必要な駐車料金、事前連絡の必要有無などの情報も確認できる。

なお、Yahoo! JAPANが提供するカーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」も、目的地検索画面で「EV充電スポット」や「EV充電器」などと検索すると、EV充電スポットの場所や料金などの情報を確認できる。

ユーザーは、本機能を使うことで「充電したいけど、自分の車種に合った充電器がどこにあるかわからない」「充電器の場所はわかったが、実際行ってみると事前連絡が必要で使えなかった」などの課題を解決できるとのことだ。

■使い方

<「EV充電スポットマップ」を使う場合>
1.「Yahoo! MAP」を起動後、画面下部を引き上げて「EV充電スポットマップ」をタップ
2.「マップを見る」をタップ
3.「EV充電スポットマップ」が表示。近くの施設を調べたい場合は、画面右下の「現在地ボタン」をタップ
4.調べたい施設のピンをタップすると画面下部に施設情報が表示
5.「施設詳細」をタップすると充電スポットのより詳細な情報が表示され、「ルート検索」をタップすると車・電車・徒歩のルートと所要時間が表示
6.「車」を選択した場合は、右下の「ナビ開始」ボタンをタップすることで現在地からのナビが開始
出典元:プレスリリース
<検索して探す場合>
1.「Yahoo! MAP」を起動後、検索窓に「EV充電スポット」と入力
2.検索結果にEV充電器を備えた施設が表示
3.検索結果の施設をタップ
4.施設の詳細情報内に充電タイプなどスポットごとの詳細な情報が表示
※本機能は、「Yahoo!カーナビ」でも同様の手順で利用可能。
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース

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