デジタルシフト社、企業と顧客がつながるLINE運用を支援するSaaS版「TSUNAGARU」の提供を開始

株式会社デジタルシフトは、LINE株式会社が提供するLINEのMessaging API配信ツールを活用した、企業と顧客がつながるLINE運用を支援するマーケティングツール「TSUNAGARU(つながる)」の新サービス、SaaS版「TSUNAGARU」の提供を、2022年6月6日より開始したと発表した。

2014年より提供を開始した「TSUNAGARU」は、企業のLINE公式アカウントから顧客一人ひとりに応じたLINEのメッセージ配信が可能なツールとして、配信効果とデータの可視化・分析において導入企業から満足の声があった。しかしながら、「TSUNAGARU」は企業に応じてカスタマイズを行うことで、予算を抑えてすぐに利用を開始したい企業では導入を行いにくいという課題もあったという。このことから、LINE配信ツールの導入を検討する企業においても、簡単に始められるツールとしてSaaS版「TSUNAGARU」を開発したとのことだ。成果につなげるための効果検証に必要な機能が0円から使えるマーケティングツールとして提供を開始する。

■企業のLINE公式アカウント運用の実態

2011年に誕生したLINEは、現在、日本国内のアカウントが9,200万人以上(2022年3月末時点)にのぼり、生活インフラにまで成長している。また、LINE公式アカウントのアクティブアカウント数は約33万アカウント(2021年10月末時点)にまで増加し、顧客が企業から情報を受け取る手段としても浸透している。

2018年には、LINE公式アカウントのプランが変更となった。これにより、どの企業でも始めやすくなった一方で、企業のLINE公式アカウントからの配信件数増加により、顧客のブロック率や配信料金の増加が課題となっているという。そのため、企業は顧客に合わせて配信内容や配信件数を変えるなど、顧客一人ひとりに応じた運用が求められる時代となっているとのことだ。

■これまでの取り組みとSaaS型「TSUNAGARU」の開発背景

デジタルシフト社は、LINE公式アカウント黎明期の2014年よりLINE社と連携することで、LINEを活用したサービス開発をはじめ、コンサルタントの知見から多くの企業を支援してきた。顧客が企業のLINE公式アカウントに対して、友だち登録を継続したくなる戦略を構築し、コンサルテーションや「TSUNAGARU」の提供による、LINE運用のマーケティング施策の戦略設計を行っている。今回、主に中堅企業のマーケティング担当者を対象に、0円から効果検証に必要な機能が使えるマーケティングツールSaaS版「TSUNAGARU」を提供する。これまで培ってきたLINE公式アカウントの運用ノウハウを、さらに多くの企業が活用できるようにすることで、企業と顧客が「つながる」サービスとしての「LINE運用の民主化」を推進する。また、これまでオフラインでの顧客接点が多かった企業に対してもLINE活用を始めやすいツールを開発・提供することで、マーケティングDXを支援する。

■SaaS版「TSUNAGARU」とは

SaaS版「TSUNAGARU」は、企業と顧客がつながるLINE運用を支援するマーケティングツールだ。企業が保有するデータとLINE内での顧客行動データを統合することで、顧客一人ひとりの興味・関心を可視化する。また、分析機能を活用することで、顧客一人ひとりに応じた最適なメッセージ配信を行い、顧客一人ひとりの興味・関心に寄り添った顧客体験を作り出すことができる。さらに、煩雑な運用や分析などの機能を一つのツールに集約することで、効率的な運用が可能となる。運用における一連の流れを一つのツールで行うことで、売上拡大のために素早くPCDAを回すことができる。
出典元:プレスリリース
【サービスの特徴】
・セグメント配信で配信コストを削減することができる。
・より良いサービスを提供するために取得されたデータを顧客理解に活かし、施策効果/売上を最大化できる。
・誰でも簡単操作で運用コストを削減することができる。
出典元:プレスリリース
【主な機能】
① データ取得:データを取得し、友だち一人ひとりを深く理解する
クッキー規制やモバイル広告ID変更によって従来型の運用型広告施策が難しくなる一方でSaaS版「TSUNAGARU」はLINE友だちのユーザーID単位で行動・属性・興味関心データの取得が可能だ。
<取得可能なデータ>ユーザーID/友だち追加日/チャットデータ/アンケート/クリック

② メッセージ配信:友だち一人ひとりに寄り添ったメッセージ配信を行う
従来の全員に同一のメッセージを届ける配信方法ではなく、友だちの行動・属性・興味関心度に合わせてセグメントを行い、LINEならではの多彩なコンテンツを作成することで一人ひとりに最適化したメッセージを届けることが可能だ。
<機能>コンテンツ作成/リッチメニュー/リスト作成/セグメント配信/予約配信/自動応答

③ データ分析:配信結果を確認し、すぐに次のアクションを検討する
配信して終わりではなく、ダッシュボード上で配信結果を様々な切り口で確認し、施策の振り返りをすることができる。振り返りをもとに、メッセージをクリックした友だちや施策に参加した友だちなどすぐにリストの作成が可能だ。
<機能>友だちレポート/受信メッセージ/比較分析
出典元:プレスリリース
【料金設定・利用開始】
・0円から始められる「フリープラン」や、企業の配信規模に合ったプランが用意されている。「効果がわからないと導入が進められない」という悩みを解決する。
・登録すればすぐに利用が開始できる。環境構築や初期費用は不要だ。
・専属のカスタマーサクセスチームが運用をサポートする。初期設定や使い方、効果的な運用方法などを伝える。
出典元:プレスリリース

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