現物商品とデジタルを融合させたNFTマーケットプレイス「APREX」がローンチ

株式会社アプレは、社内に抱える鑑定士のリソースを活用し、真贋鑑定を行った信頼のある高額商品をNFT化して売買できるプラットフォーム「APREX(アプレエックス)」を 2022年6月30日にサービス開始したと発表した。

偽造品と著作権侵害物の取引は過去数年で着実に増加しており、現在では世界全体の貿易の3.3%、130兆円を占めていることがOECDとEU知的財産庁の報告書から明らかになっているという。世界で最も被害が大きいのは米国で、販売されている偽物製品が知的所有権を侵害し企業などに与える被害額は売上全体の20%と見込まれている。続いて被害が多いのはイタリア、フランス、スイスで日本は5位。被害額の売り上げに対する割合は8%ほどだという。日本はIP大国のため、世界と比較してもその被害額は甚大であり、早急な解決が求められるとのことだ。

■APREXが解決できる課題

1. 二次販売以降の真贋の保証
2. 商品の輸送コストとリスク(破損、紛失、偽物へのすり替え etc)を減少
3.デジタルコンテンツではないため、価格の暴落が少ない
4.資産、アート、文化財の適切な保全
出典元:プレスリリース

■NFTマーケットプレイスの仕組み

APREXはアプレ社を含む事業者、アーティストが発行したNFTの販売及び、ユーザー同士がAPREXで購入したNFTを売買できるプラットフォームサービスだ。アプレが鑑定した実物の商品の所有権だけをNFTとして販売し、ユーザーはそのNFTを購入、保有、再販売することができる。実物の商品を倉庫で保管することで輸送や保管の際に生じるリユース業界の課題を解決し、スムーズで透明性の高い取引を実現する。

■APREXの特徴

1. 資産性のある高級商品の所有権をNFT化
2. 現物商品はアプレ社が倉庫に保管し、商品の所有権のみをNFTとして販売。商品の輸送コストとリスク(破損、紛失、偽物へのすり替え etc)を減少
3. アプレ社が鑑定した商品のNFTを購入し、そのままフリマアプリのように販売
4. 暗号資産、ブロックチェーンの知識不要
5. 銀行振込、クレジットカードでの決済が可能

・取扱商品
時計、酒、アート、文化財、アンティーク等を予定している。
出典元:プレスリリース
・専属の鑑定士
年間20万点の高級リユース商材を扱っているアプレのリソースを最大限活用し、専門家が鑑定をした商品のみを販売する。

・実物商品との交換
購入したNFTは実物商品と交換することが可能だ。交換されたNFTは消去される。
出典元:プレスリリース

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