ICT学習サービス「navima」、鹿児島市の全小中学校で利用開始

凸版印刷株式会社は、2021年4月より多様な学習体験を統合した小中学校向けの新たなICT学習サービス「navima」を提供している。今回、「navima」が鹿児島市内の全小中学校に採用され、約4万9,000名の児童生徒が6月より利用を開始したと発表した。

「navima」を活用することにより、児童生徒一人ひとりに合わせた学校での知識・技能の習得に加え、家庭での学習においても状況に応じて、予習やオンライン授業の切り替えが可能となる。児童生徒一人ひとりへのきめ細やかな指導につながるとともに、子どもが「主役」の学習体験を提供する。また、すでに鹿児島市に導入されている教育クラウドサービスの「学習eポータル」と安全かつ有効的に連携させ、ユーザー情報の管理や更新などの負荷を抑えることが可能となったとのことだ。
出典元:プレスリリース

■採用の背景

近年、文部科学省が提唱する、全国小中学校のICT環境整備や個別最適化された創造性を育む教育を実現する「GIGAスクール構想」を早期実現することが求められている。鹿児島市では、児童生徒一人ひとりに応じた学びの実現や長期休業時や不登校の児童生徒への学びの保障をより確かなものにすることに加え、教職員の業務負荷の軽減や超過勤務時間の削減といった児童生徒と教職員の両面での課題を有していたという。

一方、凸版印刷のICT学習サービス「navima」は、デジタルドリルのレコメンド機能などで個別最適化された学びにより、児童生徒の知識・技能の効率的な習得・定着を実現する。また、学校の授業や家庭での学習の利用を想定したドリル設計で多様な学びの場を提供する。加えて、自動採点や、宿題配信をデジタルに置き換えることで教職員の業務負荷を軽減、さらに児童生徒の学習状況の見える化により児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせた指導の最適化が可能だ。「navima」が提供するこれらの機能により、鹿児島市の小中学校における学びを支援するとのことだ。

Article Tags

Special Features

連載特集
See More