ラトックシステム、Windows Serverネットワークに指紋認証を追加できる「OmniPass Enterprise Edition V5」を販売へ
2022/7/11
ラトックシステム株式会社は、2022年7月上旬よりWindows Server上のActive Directoryと連携する指紋認証システムOmniPass Enterprise Edition V5の受注を開始すると発表した。
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■背景
同社では、現場のパフォーマンスをなるべく落とさずにセキュリティを確保する方法として、指紋認証の活用を提案している。Windows PCに指紋認証を簡単に導入できるUSB接続の指紋センサー「SREX-FSU4G」「SREX-FSU4GT」は、添付アプリ「OmniPass SE」で指紋を使ったログインやファイル管理が行える。社内システム改変の必要なく、企業所有のモバイルPCや共用PCなどへの適用が可能だ。
■OmniPass Enterprise Editionとは
OmniPass Enterprise Edition(以下、OmniPass EE)は、構築済みのWindows Serverネットワークへ追加する指紋認証システムだ。Windows Serverにインストールするサーバーパックと、クライアントPCにインストールするクライアントライセンスからなる。
指紋情報はOmniPassサーバーに保存し、クライアントPCからの要求により指紋を認証する。OmniPassサーバーが所属するドメインにアクセスできるPCであれば、遠隔地からも認証できるのが大きな特長だ。指紋センサーは、市販で入手が容易な「SREX-FSU4G」「SREX-FSU4GT」を使用する。
・Active Directoryアドオンでユーザー管理の負担を軽減
OmniPassサーバー機能は、MMC(Microsoft管理者用コンソール)のスナップインとして提供される。Active Directoryのユーザー情報に、指紋情報のコンテナを追加。使い慣れたインターフェイスを使ってユーザー情報をサーバで一括管理、管理者の負荷を軽減する。
WindowsやWebサイトのログイン、ファイル暗号化など、操作ごとに認証規則が設定できる。特にセキュリティを高めたい部分のみに、パスワードと指紋の二要素認証を導入することも可能だ。
【OmniPass EE V5サーバーパック】
Windows Server 2022 / 2019 / 2016 / 2012R2 / 2012(Active Directoryが正常に動作していること)
【OmniPass EE V5クライアント】
Windows 11 / 10(64bitのみ対応)