エンジニアの生産性を可視化する「NapAnt」がβバージョンを提供へ

株式会社Onikleは、2022年8月12日より、エンジニアの生産性を可視化する「NapAnt」のβバージョンを提供開始すると発表した。

同社は、プロダクトマネージャーの「開発における重要数値を効率的に計測し、エンジニア組織の生産性を可視化したい」という課題から、開発効率・見積もりの精度の向上を助け、チームのポテンシャルを引き出す生産性可視化サービス「NapAnt」を開発し、2022年8月12日より、エンジニアの生産性を可視化する「NapAnt」のβバージョンを提供開始する。
出典元:プレスリリース
同社は、プレプリントプラットフォーム「Onikle」を開発・提供してきた。このサービスを作る過程で、エンジニアリングチームは、効率的なプロジェクト管理ができないという課題を抱えていたという。プロジェクトマネージャーとしては、各⾃が何に取り組んでいるのか、どの部分に時間がかかっているのか、早く終わったのかなどを把握し、チームの⽣産性を向上することが開発のサイクルを無理なく高速で回すために重要だ。同社では、⽇報やエクセルシートなどを導⼊したが、タスクリストや、完了までの所要時間を⼿⼊⼒で追加したり、完了マークをつけたりする煩わしさから、時間が経つにつれて使⽤頻度は落ち、課題が解決されない状態が続いたとのことだ。

同社では、PM業務の中で、スプリントの目標設定、タスクの割り当て、スケジュール管理、進捗管理などが8割を占めており、エンジニアチームのタスク完了率も約70%だった。生産性を計測するツールは市場になかったため、内製でslack botを開発し、Githubリポジトリからコミット、プルリクエスト、マージのログを取得し、組織ごと、開発者ごとにslackに通知する仕組みを導入した。その結果、プロジェクトマネージャーの業務が60%削減され、より多くの時間を別の業務に費やすことができるようになったという。また、スプリントの完了率も90%に上昇。ツールの導入と自動化により、チームの効率は大幅に向上したとのことだ。

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