
オープンハウスグループとAlgoage、「AI営業」開発に向け大規模言語AIを活用した実証実験を開始
2022/7/29
株式会社オープンハウスグループ(以下、オープンハウス)は、株式会社Algoageと、オープンハウスの営業スタッフ業務のDX推進のため、大規模言語AIを活用した「AI営業」の開発を目指し、共同で、新たな顧客タッチポイント「オンラインAI営業スタッフ」の実証実験を開始したと発表した。
営業活動を第一線で行ってきたオープンハウスのこだわりにより、自然言語処理を用いた営業活動のDX推進については、内製で実現させるにあたり技術的な課題があったところ、Algoageが独自に開発・保有をする日本語における大規模言語AIと連携・活用することで、大きく前進が可能となる計画とのことだ。
今回の実証実験では、大規模言語AIを活用したオンライン上の新たな顧客タッチポイントとなるチャットボット「AI営業スタッフ」をテスト運用し、顧客があたかも本物の営業スタッフとWebサイトやメッセージングアプリ上でやりとりしているかのように、不動産購入の知識を習得したり、物件提案を受けたり、最終的には、オンライン上での物件の購入まで可能となることを目指す。
「AI営業スタッフ」を第一弾として、将来的には仕入れから始まる各バリューチェーンで、それぞれAIを活用したツールを開発し、溜まったデータを統合して、独自業務支援ツール「AI不動産パッケージ」を構築することで、営業スタッフ業務のみならず、各セクションの業務効率化が可能だと考えているという。これは少子高齢化が進み、労働力人口の減少が大きな問題となるなか、オープンハウスが推進する、労働時間の短縮や労働環境の改善、生産性の向上やワークライフバランスの実現をめざす「働き方改革」にも寄与するとのことだ。