JOMYAKU、廃棄物・リサイクル業界の労働環境向上・DX推進を目指し「まにまに」としてサービスをリニューアル

昨年のサービス開始以降、利用者より「ミスが防げた、（依頼を受ける）電話時間が減った、配車手配が簡単になった」といった声が多くあった一方で、「自社仕様にカスタマイズしたい、現場に即した配車を組みたい」という改善の要望もあったという。そこで、本サービスの体験を向上させ、より顧客に利用されるWebサービスとするために、リニューアルに踏み切ったとのことだ。

＜サービス提供背景＞
・労働従事者の高齢化
世界各国で資源循環型社会の実現に向けて足並みを揃えるなか、廃棄物・リサイクル業界に対する注目度はますます高まっている。しかし、労働従事者の高齢化や、採用難などの厳しい現状がある。また、現場業務も複雑で育成に多くの時間を要す。

・法律の改定による働き方の見直しの高まり
働き方改革関連法によって、2024年4月1日から「自動車運転業務における時間外労働時間の上限規制」の適用が決定している。ドライバーの労働時間に罰則付きで上限が設定されることで、「会社の売上・利益の減少」や「トラックドライバーの収入減・離職」、「荷主側における運賃の上昇」といった問題が生じる恐れがあると考えられており、運搬が発生する静脈産業でも働き方の見直しに対する意欲が高まっている。

＜サービス概要＞
「まにまに」は、廃棄物・リサイクル業界における配車の依頼受付と、配車手配業務を効率化するWebサービスだ。本サービスの利用により、廃棄物・リサイクル業界で働く人が1時間でも早く帰れる環境を作り、離職率の低下と採用力の向上に繋がることを目指している。「まにまに」の導入推進を通じて、静脈産業における廃棄物・リサイクル業界のDXを促進し、資源循環型社会の実現を目指す。

「まにまに」の特徴
（1）排出事業者は、スマホ、PC、タブレットからボタンひとつで配車を依頼できる。
（2）収集運搬事業者は、依頼内容を一覧で確認することができる。
（3）収集運搬事業者は、ドラッグ&ドロップで簡単に配車を組むことができる。

＜リニューアルの3つのポイント＞
・依頼受付フォームの項目を、排出事業者ごと、現場ごとに細かく設定が可能に
排出事業者や現場ごとによって扱う廃棄物や持参品などが異なるため、入力項目をフォームごとに設定し正しい情報のやり取りが行える。

・配車の検索や並び替え、出力も可能に
全ての配車情報を簡単に検索し、効率よく配車手配ができる。

・あらゆる予定登録が可能に
配車に属さない予定（休暇や車検、会議など）や、混載や複数人乗車など、実態に即した予定を入力できる。

＜新サービス名「まにまに」の由来＞
「まにまに」とは、奈良時代の口頭語で「思うがままに」という意味がある。古事記や万葉集にも用いられている由緒正しき日本の言葉だ。廃棄物・リサイクル業界の人に「思うがままにサービスを使いこなしてほしい」という想いを込めているとのことだ。