ABEMA、国内パブリッシャーとして初めてIASのコネクテッドTV広告計測に対応

Integral Ad Science(以下、IAS)は、「ABEMA(アベマ)」が国内パブリッシャーとして初めて、コネクテッドTV(以下、CTV)広告におけるIASの計測に対応したと発表した。

CTV広告市場は、2025年には1600億円を超える規模に成長すると予想されているが、市場全体としてはまだ多くの課題が残っているという。例えば、クロスプラットフォームのCTV広告効果測定ソリューションやターゲティング広告の開発などが挙げられる。これらが必要とされる背景には、CTV広告に影響を与えるアドフラウドの存在がある。米国などCTV広告市場が拡大している市場では、CTV環境への広告費が急増しているため、CTVをターゲットにした不正行為も増加しているとのことだ。

IASが2022年2月に発表した、日本のデジタル広告業界の関係者を対象にした調査結果「The 2022 Industry Pulse Report」では、回答者の58%が今年最もイノベーションの可能性を秘めたメディアとして「CTV」を挙げ、今後、広告投資を増やす予定であると回答。その一方で、業界の専門家らは、CTV環境におけるアドフラウドやブランド毀損といった脅威の増大を懸念しており、79%が動画ストリーミング広告の品質確保には第三者による検証が重要になると答えているという。

このような課題を踏まえ、「ABEMA」では、CTV広告主に対する質の高いインプレッション実現のために、IASのソリューションに対応した。IASでは、CTV広告の健全な成長を実現させるべく、2019年からグローバルでCTV広告計測ソリューションを提供している。今回の連携によって、IASを利用する広告主は「ABEMA」CTV広告の「アドフラウド」「視聴完了率」を測定できるようになる。今回のIAS計測の対応に際し「ABEMA」のCTV広告を2ヵ月間テスト計測したところ、IASによる動画広告の世界平均値と比較して、アドフラウド率は約177分の1、広告視聴完了率は約2.4倍高い結果となったとのことだ。
出典元:プレスリリース
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