コミュニティ通貨サービス「まちのコイン」が池袋地域で開始へ

株式会社カヤックは、同社が開発したコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービス「まちのコイン」が、株式会社GENDA GiGO Entertainment運営の元、池袋地域で2022年9月9日から開始されると発表した。

2020年4月のサービス開始以来、20地域目の導入となる。池袋では、GiGO3店舗の他、ホテル第一イン池袋、サンシャイン通り接骨院、バナナボンゴ、BARSEED、駿河屋、カラオケマックなど、池袋のさまざまな業種の加盟店で利用可能だ。
出典元:プレスリリース

■「まちのコイン(イケコ)」で期待できる3つの効果

1.エリア内でユーザーが回遊することによる加盟店間の相互送客の促進や連携強化
「まちのコイン」はひと・まち・地球にうれしい体験で地域をつなげるコミュニティ通貨(電子地域通貨)サービスだ。円を代用する電子通貨ではなく、「お金では買えない体験」をコインという形でやりとりし、地域内外の人のつながりをつくり、良好な地域コミュニティ形成を実現するためのツールだ。地域ならではの魅力体験の提供や、ユーザーが社会や地域活動に参加する際に、「あげる」と「もらう」という形でコインが繰り返し使われることで人と人・地域とのつながりが循環する。エリア内で業種を超えての相互送客や、コラボイベントで新たな顧客開拓も可能だ。またスタンプラリー機能があり、ユーザーがエリア内の複数のスポットを巡りやすくする体験もつくることができる。
出典元:プレスリリース
2.ファン作りの促進
裏メニューのような体験や店主との会話が増えるような、まるで常連気分を味わえる特別体験を提供することによって、顧客との関係性をより深めることができる。

3.SDGsに貢献する体験への参画のきっかけ作り
清掃活動やフードロス、プラごみの削減などに貢献するとイケコの獲得につながる。環境や人、まちに役立つ活動をする動機付けとして活用できる。
出典元:プレスリリース

■導入の背景・目的

池袋は、メインカルチャーからサブカルチャーのメッカとして知られ、舞台芸術が楽しめる劇場や複数のシネコン、アニメ・マンガ・ゲームが楽しめるエンタメ施設など、街中に文化的娯楽の拠点が点在していることが特徴だ。一方、巨大なターミナル駅である池袋駅では、利用者が隣接する商業施設に留まりがちで街に人が流れないという課題があり、豊島区では4公園を拠点として「賑わいと人の流れを広げるまちづくり」を推進してきた。さらに、豊島区は2014年に東京23区で唯一「消滅可能性都市」との指摘を受け、これを機に、持続発展する「国際アート・カルチャー都市」を目指して様々な施策を展開している。その中で、「文化政策」によって価値あるまちづくりや、「産業・観光」によって都市のにぎわいの創出を進展することを目指している。株式会社GENDA GiGO Entertainmentは、「池袋プロジェクト01~03」と称してゲームセンター「GiGO」を、2022年3月、2022年4月、2022年5月と3館オープンし、池袋のまちの賑わいを創出すべく様々な取り組みを行ってきた。人々の欲求をリアルな場で満たし進化し続けることが新しいゲームセンターの価値だという考えのもと、まるで街全体がエンターテインメントとなっていくことを目指して、「まちのコイン」の導入を決定したとのことだ。

■池袋「まちのコイン(イケコ)」概要

開始時期:2022年9月9日(金)
利用場所:池袋地域 スポット数20箇所(2022年9月8日現在)
利用方法:「まちのコイン」アプリをAppStoreまたはGoogle Playからダウンロード、地域選択で「池袋」を選択
通貨名:「イケコ」

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