Micoworks、シリーズAエクステンションラウンドを実施しラウンド総額18億円の資金調達を実施

Micoworks株式会社は、2022年2月に実施したシリーズA資金調達に続き、エクステンションラウンドとしてALL STAR SAAS FUND、Eight Roads Ventures Japanを引受先とした第三者割当増資により、総額6億円の資金調達を実施したと発表した。今回の調達により、シリーズA総額資金調達金額は約18億円、累計資金調達金額は約26億円となった。

■直近のサービス実績

同社は、2019年2月より企業の顧客を見える化し、集客を最大化するマーケティングSaaS「MicoCloud」を提供している。2022年8月末時点で導入企業は約500社、導入アカウント数は750を突破したという。BtoC事業を展開する企業を中心に、美容サロンや学習塾、百貨店や小売業、人材紹介業や不動産業など、顧客との継続的なコミュニケーションを求める業種での導入実績がある。2022年2月のシリーズA初回資金調達以降、「MicoCloud」のさらなる事業拡大に向けて、CXOクラスの人材採用や各部署の人員拡充、開発体制の強化を行い、100名規模の組織へと成長。また、サービス提供価値向上のため、カスタマーサクセス体制の整備と質の向上を図り、直近3ヵ月のサービス継続利用率は99.5%(2022年7月末時点)とのことだ。
出典元:プレスリリース

■資金調達の背景

急速なデジタル化によって、消費者の購買行動はこれまで以上にオンラインへとシフトしている。消費者はWeb広告などを通じてブランドとオンライン上で初期接点を持つが、実際の購買に至る顧客はそのうち3%程度しかいないという。残り97%は何らかの理由で離脱し、再購買に向けたコミュニケーションも難しい現状がある。そのため、ブランドは消費者心理に合わせたメッセージによる1to1コミュニケーションを行い、消費者と中長期的な関係性を築くことがより重要になると考えられるとのことだ。

同社では顧客を見える化し、集客を最大化するマーケティングSaaS「MicoCloud」を提供している。現在は日本およびアジアで普及しているLINEを起点に本サービスの提供を行っているが、年内にInstagramにも対応予定であり、将来的にはアジアへの本格進出を行うという。同社のマネジメント体制が強化される中、今回の資金調達で新規プロダクトの開発と「MicoCloud」の機能拡充をさらに推し進める開発体制を増強することを予定している。また、Mid-Enterprise企業向けにマーケティング投資を強化し、中長期的な成長を加速させ、アジアNo.1のBtoCコミュニケーションプラットフォームになることを目指すとのことだ。

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