金融機関専用M&A支援システム「B MASS」が提供開始

株式会社バトンズは金融機関専用M&A支援システム「B MASS(ビーマス)」の提供を開始したと発表した。

中小企業庁が2022年3月10日に公表した「M&A支援機関の種類別登録数」において、地方銀行77件、信用金庫・信用組合は61件の登録があったという。これは地方銀行における77%、信用金庫・信用組合における15%が、自らM&Aの支援業務に取り組む可能性があるということを表しているとのことだ。

これまで、地域に密着して中小企業の支援を行なっている金融機関は、地域企業の廃業抑止や業容拡大の支援を行なっていくことを中心にM&Aに取り組んできた。しかし近年では、地域に移住して後継ぎになることで経営者デビューをする「M&A起業」と呼ばれる手法を取る、新たな若い経営者との接点を増やして取引を拡大させていくことを目的としてM&Aに取り組んでいくといった事例も見られるという。

同社はこれまで、約50件のM&Aを金融機関とともに成約支援しており、金融機関がM&A支援に取り組んでいく潮流は今後も拡大していくと考えているという。同社が今後も地域金融機関のM&A業務を支援することで、地域の価値ある事業を次世代へバトンタッチしていくサポートになると考え、金融機関専用M&A支援システム「B MASS」の提供を開始するとのことだ。
出典元:プレスリリース

■金融機関専用M&A支援システム「B MASS」について

金融機関の顧客管理システム及びM&Aマッチングシステムを中核として、支店担当者の意識醸成から顧客への提案、本部でのディール実行を効率化するM&Aの業務支援システムまで、トータルサポートするサービスだ。

・M&A教育プログラム
ディール担当者向けのM&A講座、支店担当者向けのきんざい講座を提供する
・顧客開拓ツールキット
支店担当者が1クリックで、顧客向けの提案書や評価書等を出力できる
・顧客管理システム
本部・支店での権限を設定し、受託案件と紹介先案件の状況を一元管理できる
・M&Aマッチングシステム
行庫内/域内/域外を選択し、希望に沿ってマッチング先にアプローチが可能
・M&A業務支援システム
企業評価システム、最終契約作成支援システム等が利用できる

導入後はバトンズの専任担当者がフルサポートし、サービスを有効活用するために、オンサイト導入サポート、本部・支店での勉強会、バトンズ体験プログラム(3日間のバトンズ出向体験)、定期フォロー面談などを提供する。

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