アスクル、中小企業のDX推進をトータルサポートする新事業「ビズらく」を開始
2022/11/1
アスクル株式会社は、ソフトバンク株式会社の協力の下、2022年10月31日から、新事業「ビズらく」を開始すると発表した。
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「ビズらく」の展開にあたっては、ソフトバンクおよびそのグループ会社が、様々な支援を行う。ソフトバンクでは、中小企業の顧客向けのサービス強化を、2022年度以降の法人事業の重要な戦略と位置付けている。中小企業に対して圧倒的な顧客基盤を持つアスクルと連携することで、中小企業のDXや働き方改革推進に貢献する。「ビズらく」の商品ラインアップの構築にあたっては、40万種類以上の法人向け商材を取り扱うソフトバンクおよびそのグループ会社が協力し、スマートフォンやWi-Fiなどの通信商品、グループウエアや情報セキュリティーをはじめとするSaaSなど、顧客のニーズに合った使いやすい商品やサービスを厳選してそろえる。また、ソフトバンクのマーケティングやシステム開発の担当者が本事業に協力する他、顧客サポートなどの知見やノウハウを提供する。さらに、ソフトバンクのグループ会社であるSBエンジニアリング株式会社が、「ビズらく」のサービスの一つである、情報システム部門の代行サービス「みんなのITサポート」の提供および運営を行い、システムに関する中小企業の悩みを解決できるようにサポートする。
■「ビズらく」のサービス内容および特長
「ビズらく相談室」は、電話もしくはオンラインで顧客の仕事に関するデジタル化やIT活用の困りごとを相談できる無料のサービスだ。サイトの「予約フォーム」から希望の日時を指定して専門スタッフに相談ができ、それぞれの企業のデジタル化の課題を分かりやすく解説する「デジタル化診断レポート」を提供する。顧客は、この相談サービスを通じて「どうしたらいいか分からない」から抜け出すためのポイントを認識でき、職場のデジタル化の課題を明確化することができる。「ビズらく」は、この診断を基に、それぞれの企業に合ったSaaS・通信商品を提案する。
「みんなのITサポート」は、タブレットを活用した情報システム部門の代行サービスだ。1社当たり月額22,000〜27,500円(税込)で提供する。多くの顧客の声としてあった「職場にIT担当者がいない」など「ITに関するサポート体制が不足している」という困りごとに対応するソリューションだ。「ビズらく」からの購入商品のみならず、スマートフォンやタブレット、パソコン、インターネットの困りごとやネットワークのトラブル相談も対応可能だ。「みんなのITサポート」を契約すると、専用タブレットが手元に届く。タブレットには「みんなのITサポート」の利用に必要となるアプリが事前にインストールされており、タブレットを受け取ったらすぐにサービスを使い始めることができる。ワンタップでビデオ通話による問い合わせができ、直感的に操作できる便利なツールを用いて、困った時に気軽に相談ができる。
「ビズらく」では使いやすく便利なSaaS・通信商品およびサービスを厳選し、紹介・販売する。事業の開始時には、「Web会議」や「電子契約」などの商品カテゴリから32種類の商品をラインアップする。また、ラインアップの中には、手頃な価格帯のオリジナル商品も含まれている。商品は、「ビズらく」のウェブサイト上の「お困りごとから探す」「商品カテゴリから探す」の2種類のメニューから選ぶことができ、顧客の状況に合わせた検索が可能だ。取扱商品は、顧客のニーズを踏まえて、順次拡大する予定とのことだ。
■「ビズらく」開始の背景
また、ITツールの購入先を選定する際に重視する点としては、「導入サポートサービスやアフターサービスがあること」「相談や質問をしやすい」が上位項目を占めたという。このような状況から「ビスらく」では、導入前には困りごとの相談を受けてニーズに合った課題解決商品を提案し、実際にSaaS・通信商品を触って試せるプロセスを経て、導入後には運用支援までを含めたワンストップサービスを提供することで独自の価値を提供できると捉え、一貫して顧客に寄り添うことができる仕組みを構築したとのことだ。