消費者が「リアル店舗に求めるもの」の調査レポートが公開

株式会社リザーブリンクは、同社が運営する予約研究機関「予約ラボ」が、2023年2月7日に実店舗とECの利用状況や利用するジャンルなど「リアル店舗に求めるもの」についての調査を実施したと発表した。

■背景

購買行動が多様化する中、予約ラボは消費者がリアル店舗に求めるものを調査した。調査項目は2019年3月に実施した「実店舗・ECの利用率」および「実店舗を利用するジャンル」調査と同様に行い、コロナ禍前後で消費者の購買意識に変化があるのか比較したとのことだ。

■調査結果

・主に店舗を利用する商品ジャンル
出典元:プレスリリース
「弁当や惣菜といった食料品」が約73%、「生鮮食品」が約71%、「スイーツ」が63%、「酒・たばこ・コーヒーなどの嗜好品」が約56%だった。全体的に、リアル店舗利用率が微減している傾向にある。

・ECではなく主に店舗を利用する理由
「(食品など)オンラインを利用するには不向き」という理由が約63%と最多だった。次いで「商品のサイズやカラーを実際に確かめてから購入したい」が約55%、「店舗に直接出向いたほうが早い」が約24%、「店舗にしかない限定商品がある」が約23%となっている。

・主にECを利用する理由
「リアル店舗より価格が安い」という理由が約53%と最多だった。また、「24時間好きな時間に利用できる」「店舗に行くのが面倒、時間がない」「持ち帰らなくてよい」という時間や手間を省きたいという理由が、それぞれ半数近い値となっていた。また購入までの時間に関しては「実店舗においてその商品を売っている場所が分からない」「必要なものを探し回らなくてよい」という少数意見もあった。

・今後も店舗を利用したいと思うジャンル
「生鮮食品」が約73%で1位だった。「弁当・惣菜などの食料品」も約70%と高い値となった。「スイーツ」が約56%で、「酒・たばこ・コーヒーなどの嗜好品」は約42%だった。全体的に、生鮮食品を除いては、今後の実店舗利用意向が現状より低い傾向が見られた。

・主にネットショップ(EC)を利用したいと思うジャンル
最多は家電で約36%だった、映像や音楽、書籍などのデジタルメディアは約32%だった。乗り物、宝飾品やめがね用品などは低い傾向だった。食料品や生鮮食品は1割前後となった。

調査概要
調査企画:予約ラボ
調査対象:「店舗とオンラインショップ(EC)両方を利用している」と回答した全国の20代〜60代男⼥
調査期間:2023年1月27日(金)~1月30日(月)
調査方法:インターネットリサーチ
サンプル数:有効回収数560⼈

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