NECファシリティーズ、「オフィスフロア集約移転サポートサービス」を提供開始

本サービスは、企業が所有する不動産を経営戦略の一環として有効活用するCRE戦略（Corporate Real Estate戦略）の実現を可能にするもので、オフィスフロアの移転元賃借物件の解約に関するコンサルティング、所有不動産の有効活用提案や売却時の仲介・コンサルティングも含め、幅広くサポートする。同社は2022年3月から、工場および従業員の住居に特化したCRE戦略を支援するサービスを提供しているが、今回はオフィスフロアが対象になる。

NECグループは、フロア利用の効率化やグループとしての営業力強化を主目的としてオフィスフロアの集約を実行してきた。近年は働き方改革や新型コロナウィルス感染症対策などに伴うリモートワークの浸透により、新たなワークスタイルに対応したオフィス環境の構築が求められるとともに、社員のモチベーションや業務効率・生産性の向上につながる新たな思想でのレイアウトを取り入れたフロアの構築を推進しているという。NECファシリティーズは、NECグループのCRE戦略に携わる不動産統括会社として複数のオフィスフロア集約を支援してきた。その経験をもとに、今回新たにNECグループ外の企業に向けて本サービスを提供するとのことだ。

顧客からの要望は、部門間またはグループ会社間の連携強化、会議室や応接室などの共有化による賃料削減など多種多様だという。同社はこれらの要望に対し、単に物件情報を提供するだけではなく、自らがNECグループ会社のフロアの構築やオフィスの運用をする中で培ってきたノウハウを活かし、物件探索からフロア構築・引越しまでワンストップでサポートする。また、オフィスフロアの移転元賃借物件の解約に関するコンサルティング、所有不動産の有効活用提案や売却時の仲介・コンサルティングも可能なため、顧客の困りごとに幅広く対応することができるとのことだ。