「中小企業のDXに関する実態調査 第2弾」が実施

フォーバルGDXリサーチ研究所は、中小企業の経営者1,619人に「中小企業のDXに関する実態調査 第2弾」を実施したと発表した。

日本は諸外国と比較しDX化において遅れを取っており、中小企業経営者の3人に1人がDXについて「よく知らない」、6割は「意識改革」段階で実務の課題解決に至っていないという現状があるという。このような状況を打破すべく、中小企業において、様々あるDX化の中で実際何ができていて、何ができていないかの実態を知るべく、調査を実施したとのことだ。
出典元:プレスリリース
Q1. 「あなたの事業所において取り組めているDX施策を教えてください。」
中小企業経営者に、自社で取り組めているDX施策について調査したところ、「現行業務(バックオフィス業務など)のデータ・クラウド化」が「既に取り組んでいる」人が33.8%と1位、次いで「利用しているITシステム・デジタル技術の最適化(整備・刷新)」が29.4%となった。しかし、最も取り組んでいる企業が多い「現行業務(バックオフィス業務など)のデータ・クラウド化」においても、「必要だと思うが取り組めていない」「取り組むつもりがない」が48.4%と約半数おり、具体的な検討フェーズにも至っていないと判明。また、最も取り組んでいる企業が少ない「DXに関する新規事業の開発」においては46.4%と約半数が「取り組むつもりはない」という結果となった。
出典元:プレスリリース
Q2.「Q1で「既に取り組んでいる」と回答した施策の効果・浸透度を教えてください。」
Q1で「既に取り組んでいる」と回答した人に各DX施策の効果・浸透度を聞いたところ、すべての施策において「とても効果が出ている/浸透している」「やや効果が出ている/浸透している」合わせて7割以上の人がプラスの変化を実感しているという結果となった。しかし、「社員へのDX関連の資格取得や知識習得の推進・支援」と「DX推進のための人材確保・採用」 といった人材面の2施策は、他施策と比較すると実感を得ている割合が低く、「社員へのDX関連の資格取得や知識習得の推進・支援」 は「あまり効果がない/浸透していない」「全く効果が出ていない/浸透していない」合わせて24.6%と、「DX推進のための人材確保・採用」 は25.2%といずれも4人に1人が「あまり効果を感じていない」という結果となった。
出典元:プレスリリース
Q3.「Q1で「必要だと思うが取り組めていない」と回答した施策の理由として最も当てはまるものを教えてください。」
DX施策に取り組んでいる人の中で、あまり効果を感じられていない人が多い施策は、「社員へのDX関連の資格取得や知識習得の推進・支援」と「DX推進のための人材確保・採用」 といった人材周りと分かった。Q1で「必要だと思うが取り組めていない」と回答した人に最も当てはまる理由を聞いたところ、全施策において「対応する人材がいない」が1位となった。
出典元:プレスリリース
アンケート概要
調査主体:フォーバルGDXリサーチ研究所
調査期間:2023年1月10日(火)~2月10日(金)
調査対象者:全国の中小企業経営者
調査方法:ウェブでのアンケートを実施し、回答を分析
有効回答数:1,619人

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