スマート調剤室と自動入庫払出装置を扱い薬局DXを推進する「株式会社メディカルユアーズロボティクス」が設立

株式会社メディカルユアーズは、最新式自動入庫払出装置「RIEDL PHASYS(リードル・ファシス)」と自動調剤支援ソフトウェア「スマート調剤室」の販売・保守点検・コンサルティング関連業務を行う新会社、株式会社メディカルユアーズロボティクスを設立したと発表した。

オンライン資格確認、また電子処方せんの本格運用がスタートするなど、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)、薬局DXが加速しているという。こうした中、薬局では何十年にもわたって、薬剤師は単に棚から薬を取り出して数を揃えて患者に渡す、計数調剤という単純業務にしばられてきたとのことだ。しかし団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題を目前に控え、薬剤師という高度な知識を持つ専門職を単純業務にしばりつけておくことは国益の大きな損失だという。そこで同社はロボット薬局を開発・導入し、薬剤師が服薬後のフォローアップや他職種とのタスクシフト、在宅医療などの高度な対人業務に力を入れるための環境整備を図ってきた。

今回新会社が独占販売することになったスマート調剤室および自動入庫払出装置リードル・ファシスは、従来品をさらに改良し、現場の薬剤師目線で使いやすさと低価格を実現。日本では馴染みのない自動調剤技術だが、海外では広く普及しており、すでに薬剤師は単純業務から解放され、ワクチン接種などを含む対人業務へシフトしているという。対物業務を自動化し、薬剤師が対人業務にシフトすれば、医療の質が向上することはもちろん、重複投与防止や残薬削減などで医療費の削減効果が期待できるという。また医師の働き方改革が2024年に迫る中、タスクシフトによって医療機関のマンパワー不足解消にも貢献できるとのことだ。
出典元:プレスリリース

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