ミーティングマネジメントツール「TIMO Meeting」、GPT-3を活用し議事録の要約を簡単にする「要約AI機能(β版)」を追加

パーソルプロセス&テクノロジー株式会社は、同社が開発・提供する、ミーティングマネジメントツール「TIMO Meeting」にopenAI社の自然言語処理モデル「GPT-3」で議事録の要約を簡単にする要約AI(β版)機能を追加したと発表した。

出典元:プレスリリース
これまで提供していた議事録作成機能は、会話を自動で文字起こしすることはできたが、「誤字の修正」や「要約」などの対応は別途必要となっていたという。今回搭載した要約AI機能を使うと、最大2,000文字の議事録を約30秒で要約することが可能になる。また、用途に合わせた7タイプの要約機能で議事録を自動で作成することができるため、修正の工数も大幅に減少し、作業時間の削減、会議後のスムーズなタスク実行に貢献するとのことだ。

■要約AI機能(β版)の特徴

・最大2,000文字の議事録を約30秒で要約
本要約機能では、2,000文字の議事録を約30秒で要約可能。議事録作成の大幅な時間短縮に繋がる。

・用途に合わせた7タイプの要約が可能
基本となる要約のほかに、「ポイントをまとめる」「Todoを出す」「文章を校正する」など議事録作成において必要な7タイプの要約を選ぶことができる。

・作成した議事録は自動で関係者に展開
議事録は自動で展開されるため、展開用のメール作成などの手間も省くことができる。

■背景

2023年3月に実施した、従業員100名以上の企業に勤める会社員・経営層500人を対象とした同社の調査では、実際に議事録を作成する人が困ったこととして「要約や要点の抽出が難しい」を選択した人が半数以上と最も多く、また良い議事録について聞いた質問でも「要約や要点がまとまり、すぐ理解できる」ことが76.8%で最も多く選択されるなど、議事録の要約や要点抽出の簡易化・効率化ニーズはとても高いことがわかったという。
出典元:プレスリリース
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また同調査では、会議後に議事録を作成すると回答した人は約6割で、議事録作成にかかる時間は平均して約32.3分かかっているという結果も出ているという。AI要約機能を活用することで、この時間分の作業工数を削減することができるため、会議数と議事録作成機会が多ければ多いほど、その効果は何時間分もの作業工数の削減という成果につながるものと考えられるという。同社はこの「議事録作成」の時間を短縮し、会議の効率化を図るべく、今回GPT-3で議事録の要約を簡単にし、議事録作成の時間を削減する要約AI機能を追加したとのことだ。

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