同社はプロ選手エージェントや選手自らが提供する移籍の希望年俸、移籍金(違約金)などの条件に加え、選手スタッツを取りまとめ選手情報を5段階のプール制でレベル分けしDSFPROで掲載。選手補強を検討している各クラブチームが戦術や予算に合わせマッチングしそうな選手をDSFPROアプリ内でフィルタリングし、同アプリを通じてエージェントや選手本人と移籍交渉を行うことができる。
DSFPROアプリのベータ版を利用し選手情報をスクリーニングしているクラブチームはJリーグクラブを含め、欧州、中東、東南アジアなど、世界中の100以上のクラブチームとなった。またプロ選手については2800人以上の選手情報を掲載しており、中には各国代表選手や契約解除の違約金が数十億円の選手も掲載され、DSFPROを通じて交渉可能だ。
なお、国際サッカー連盟(FIFA)は、2023年10月からエージェントに関する規則を改正し、2015年以降に導入されていた各国のサッカー協会への届出制としていたエージェント登録を、FIFAが主催するエージェント試験に合格した者のみがエージェントとして公式に活動できる「FIFAエージェント」への改正を決めているという。同社では、2023年4月に実施されたFIFAエージェント試験に合格した2名が在籍しており、今後はFIFAエージェントライセンスの下、選手の移籍仲介・移籍サポートについてもDSFPROで本格的にサービスを開始する方針とのことだ。