AI薬師、ChatGPT APIなどの活用を開始

株式会社MG-DXは、薬剤師の対人業務をサポートする次世代薬局ソリューション「AI薬師」において、大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)の活用を開始したと発表した。

第一弾として、ChatGPTのAPIを活用した服薬フォローアップ実施支援サービス(β版)を「AI薬師」に機能実装し、2023年6月1日より提供開始する。
出典元:プレスリリース
厚生労働省が公表した「患者のための薬局ビジョン」において、薬局・薬剤師は、処方せん受付以外の対人業務の充実が求められているという。さらに、医療従事者間のタスク・シフト/シェアが推進される中で、薬剤師における対人業務の品質をより高めるために同社では2020年より薬局・ドラッグストア向けにデジタル化支援を行なってきた。このような背景から、同社では、薬剤師の対人業務をサポートする次世代薬局ソリューション「AI薬師」の機能拡充に向けて、医療・調剤・製薬領域かつ日本語に特化したAIサービスの開発を目指し、ChatGPTやサイバーエージェントが開発した日本語LLMをはじめとするLLMの活用を強化しているとのことだ。

服薬フォローアップ実施支援サービスは、ChatGPTのAPIを活用し、服薬フォローアップ時に薬剤師が患者に送るメッセージ文を自動的に生成できる機能だ。年齢区分・来店頻度・症状・調剤内容などの項目をフォーマットに沿って選択するだけで、患者毎に寄り添ったメッセージ文を生成できる。

また、本機能はオンライン調剤サービス「薬急便」のデータベースと連携しているため、ChatGPTの自動生成には個人情報は一切使用しておらず、患者名・薬局名・薬剤師名などはテンプレートとして自動生成後のメッセージ文に自動で挿入される。
出典元:プレスリリース
このように「AI薬師」が患者に寄り添ったメッセージ文の生成を一部サポートすることで、より質の高い1to1コミュニケーションを実現し、患者のフォローアップに対する返信率を高め、形骸化を防止する。

本機能は、オンライン調剤サービス「薬急便」に実装され、「薬急便」対面フォローアップ機能を利用する店舗はそのまま利用できる。

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