Web3マーケットプレイス「Unikura」、Closed β版をリリース

VELVETT PTE.LTD.は、コレクティブル商品を世界中のNFTユーザーに向けて販売できるWeb3マーケットプレイス「Unikura」のClosed β版をEthereumメインネットWeb上でリリースしたと発表した。

Unikuraは、トレーディングカード・時計・現代アート・スニーカー・ブランド品などのコレクティブル商品の所有権をNFTに紐付け(以下、フィジタルNFT)、そのフィジタルNFTをグローバルに売買できるWeb3マーケットプレイスだ。
出典元:プレスリリース
コレクターには、本当は愛着ある商品を手放したくない、コレクションの安全な保管場所の確保が難しい、高く評価してくれる海外ユーザーへの販売が困難、偽物やすり替え詐欺が多い、良質な情報交換の場が少ないという課題があったという。日本には希少で価値あるリユースのコレクティブル商品が数多く存在するが、その価値を国外のマーケットへ適切に伝えるプラットフォームは限られていたとのことだ。近年、世界中で現実世界の資産をブロックチェーン技術でトークン化し取引を円滑化する、Tokenization of Real-World Assets(RWA)の実装が進行しており、その市場規模は2029年には16兆ドル(2200兆円)に達するという。Unikuraは、商品の安全な保管と所有権のトークン化機能、およびWeb3技術で開発されたマーケットプレイスの提供により、コレクターのペインポイントを解消し、2032年にはアジアパシフィック地域の需要が牽引し6924億ドル(97兆円)の市場規模に成長するとされているグローバル・コレクティブ市場への販売展開を一括サポートするとのことだ。

これまでのマーケットプレイスでは、出品後に商品が売れれば手元からなくなり、その後にリセールで誰の手に渡ろうとも、最初の出品者にはメリットが存在しないものだった。Unikuraでは、一度Unikuraに出品・保管すれば、最初にコレクティブル商品を出品し所有権をNFT化した出品者は、その後フィジタルNFTがリセールされるごとに出品ロイヤリティを数パーセント得続けることが可能となる。

海外へコレクティブル商品を販売する場合、輸出手続きの煩雑さ、高い手数料、国際物流手続き、言語の壁などの課題が多くあったという。Unikuraはその課題を解決するべく、商品を指定の倉庫にまとめて送るだけで出品、およびNFT化が完結するようにした。出品手数料は0円で、倉庫の保管料もセラーは負担する必要がない。すべての物理的資産は、専門プロフェッショナルによる査定を受けた上で、厳重に管理された安全な倉庫に保険付きで保管される。
出典元:プレスリリース
Unikuraでは従来の決済代行サービスや海外送金手段を用いず、MetaMask等の暗号通貨ウォレットを利用し個人間決済を行うマッチングを行う。高額な決済代行手数料や為替手数料、海外送金手数料を支払う必要がない。購入したフィジタルNFTは、Unikura以外のEtheriumメインネット上のマーケットプレイスに出品することが可能だ。

Unikuraには各カテゴリーのユーザーが参加するDiscordコミュニティがあり、様々なコレクティブルの新商品情報や、ここだけの話をユーザー同士で楽しむことができる。また、フィジタルNFT所有者の所有特権として、現実社会で開催されるUnikuraの様々なリアルイベントに優待招待され、リアルでもコレクター同士の交流、情報交換や商品鑑賞を楽しむことができる。

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