フリーランスを対象とした「生成AI活用の実態調査」が実施

ランサーズ株式会社は、ランサーズに登録するフリーランス(778名)を対象に「生成AI活用の実態調査」を実施したと発表した。

■調査結果

・業務における生成AIの使用状況
出典元:プレスリリース
自身の業務における生成AIの使用状況を聞くと、「業務で使用している」は約4割で、約3割が「使用していないが、使用を検討している」と回答した。

・業務における生成AIの使用状況(年代別)
出典元:プレスリリース
業務における生成AIの使用状況を年代別でみると、各年代で約25%~35%の使用率となった。

・業務で使用・検討している生成AIの種類
出典元:プレスリリース
業務において生成AIを使用している人が最も使用している生成AIの種類は、「言語生成」(88.2%)で、次いで「画像生成」(7.7%)だった。
出典元:プレスリリース
業務において生成AIの使用を検討していると回答した人に、検討している生成AIの種類を尋ねると、「言語生成」が最も多く70.3%で、次いで「画像生成」18.2%、「コード生成」4.8%となった。

・生成AIを使用している業務のカテゴリー
出典元:プレスリリース
生成AIを使用している業務のカテゴリー上位3つは、「ライティング・翻訳」が最も多く58.5%、次いで「プログラミング・システム開発」25.8%、「ビジネス・コーポレート」20.9%となった。

・業務で生成AIを使用する上での課題
生成AIを業務に活用する上で感じている課題を任意で聞くと、以下の内容を課題と感じている声が多かった。

「回答の正確性・信憑性」
理由:誤った情報も含まれており、事実確認が必要 等

「使用方法の難しさ」
理由:効果的な活用方法がわからない。プロンプトが意外と容易ではなく思ったような回答を得られない 等

「セキュリティ面」
理由:情報漏洩等、入力したデータのセキュリティが不安 等

「著作権等の権利問題」
理由:著作権関連のトラブルをSNS等で目にするため恐い印象がある。学習元の著作権やマナーへの配慮も心配 等

この他、「導入にかかるコスト」や「種類が多くどれを使ったらよいのか分からない」なども課題として挙がった。

調査概要
調査時期:2023年9月4日(月)~9月11日(月)
調査対象:ランサーズにランサー(受注者)として登録している個人
調査方法:ランサーズ登録者へのアンケート調査
有効回答数:778名

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