IBMとAWS、AIワークロードのデータ管理を最適化する新しいクラウド・データベースを提供開始

IBMは、AWS re:Invent 2023において、アマゾン ウェブ サービス(AWS)と協力し、顧客がハイブリッド・クラウド環境におけるAIワークロードのデータ管理を簡単に行えるように設計したフルマネージド・クラウド・サービスであるAmazon Relational Database Service(Amazon RDS) for Db2の提供開始を発表した。

企業は、より多くの情報に基づいた意思決定、反復的な業務の自動化、効率性の向上につながる洞察を引き出すためにAIに注目している。このようなAIテクノロジーは、大量のデータを活用することで、拡張性やコストの最適化、パフォーマンスの向上、ビジネスの継続性などを提供するため、クラウドネイティブなアーキテクチャー上にある最新のデータストアが必要となるという。Amazon RDS for Db2を活用することで、AIワークロードを最適化するために、オンプレミス、AWS、またはハイブリッドクラウド・アーキテクチャーのいずれかを選択することができる。Amazon RDS for Db2は、AWSに移行する顧客の既存の自己管理型Db2データベースのクラウド移行をはじめ、プロビジョニング、バックアップ、ソフトウェアの修正モジュールの適用、監視など、時間のかかるデータベース管理業務の自動化を支援する。

Amazon RDS for Db2は、データベース管理を自動化するAmazon RDSの運用ノウハウと使いやすさに、IBM Db2が数十年にわたって培ってきた、世界最大規模の銀行、サプライチェーン・オペレーション、小売や電子商取引企業のミッションクリティカルなワークロードの運用経験を組み合わせたものだ。

Amazon RDS for Db2の顧客がモダナイゼーションとAI活用を加速する中で、AWS上でIBMの統合データおよびAI機能の数々を活用し、データ管理とAIワークロードを拡張することができるようになる。これには、IBMの商用データベース、データ・ファブリック・ソリューション、watsonxのデータ管理やAI、および選択されたAIガバナンス機能のポートフォリオ全体が含まれ、これらすべてが、次世代の信頼できるAIアプリケーションの構築、拡張、実行を支援する。Amazon RDS for Db2を活用することで、Db2 WarehouseおよびAWS上のwatsonx.dataオープン・データ・レイクハウスとAmazon RDS for Db2のネイティブな統合を利用して、AI向けのトランザクション・データを統合、変換、共有できるようになるとのことだ。

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