Today's PICK UP

d払いのダウンロード方法やおトクなキャンペーン情報を紹介

NTTドコモが提供するスマホ決済の「d払い」はドコモ回線の契約がない人でも利用できるアプリです。加盟店も増えており、便利なサービスとして知られています。そんなd払いのダウンロード方法や、おトクなキャンペーン情報を紹介します。

d払い(iD)とは?

d払いはNTTドコモが2018年4月からサービスを開始するQRコード決済やバーコード決済のサービスです。ドコモの回線を契約していない人でも、自分のスマホにアプリをダウンロードして、登録をすれば、利用することができます。コンビニやスーパーマーケット、ドラッグストアなど、d払いで支払いができる加盟店も増えており、ユーザーも増加しています。まずはそんなd払いの特徴をご紹介します。

ドコモのスマホ決済サービス

ドコモのスマホ決済サービスと聞くと、ドコモと回線契約を結んでいるユーザーのみが対象と思われるかもしれませんが、ドコモユーザー以外でもdアカウントとクレジットカードを用意すれば、利用することができます。dアカウントはドコモが発行している共通IDで、スマホやパソコンでドコモのサービスや提携サイトを利用する際、あるいはdポイントを利用するときに使います。ドコモユーザーならドコモショップで新規契約をしたり、機種変更を行う際などに作成しているケースがあります。ドコモとの契約がなくても、メールアドレスがあれば、誰でも無料で作成することができます。

また、ドコモユーザーではない人がd払いを利用する際に必要なクレジットカードは、dカードを含むVISA、MasterCard、American Express、そしてJCBとなっており、本人認証サービス(3Dセキュア)の設定がされているカードになります。

使うほどdポイントがたまる

d払いを使って、支払いを行うと、金額に応じてdポイントが貯まります。街の店舗で支払いに使った場合には200円につき1ポイント(=0.5%)が貯まり、ネットでの支払いに利用すると、100円につき1ポイント(=1%)が貯まります。

貯まったdポイントは「1ポイント=1円」で、再び街の店舗やネットでのお買物に使うことができ、お得です。

d払いの使い方

d払いを利用するにはどんな手順で、準備すれば良いのでしょうか? d払いの使い方を解説します。

1.d払いアプリをダウンロードしよう

d払いはAndroidのスマホやiPhone(iPhoneの場合にはiOS 10.1以上の端末、AndroidスマホならAndroid 5.0以上を搭載したスマホ。タブレット端末は利用不可)で利用できます。まずはApp StoreもしくはGoogle Playにアクセスし、d払いのアプリをダウンロードします。ダウンロードしたアプリをタップして起動すると、利用規約が表示されます。これに同意してログインすると、ドコモ回線のユーザーなのか、それともそれ以外のユーザーなのかを選択し、次に進みます。

もし、ダウンロードしたd払いアプリが起動しなかったり、起動しても画面に何も表示されない場合には、時間をおいてから再度、起動を試してみましょう。それでも起動しない場合は、スマホを再起動したり、通信環境が安定している場所で再度利用してみる、アプリを再度ダウンロードするといった方法を試すと良いでしょう。

d払いアプリをダウンロードできないときは?

d払いをダウンロードできないときには、一度、データ残量を確認してみましょう。たくさん画像や動画を保存していたり、アプリを大量にインストールしていると、スマホに新たなアプリを入れるためのメモリ残量が不足することがあります。また、ダウンロードする際には、4G/LTEもしくはWi-fiに接続できる環境でダウンロードしましょう。データ通信の料金や容量の問題から、Wi-fi接続のほうがベターです。

なお、一部のAndroidスマホでd払いアプリが起動できないトラブルが確認されています。Android8.0以下で「Google Play 開発者サービス」を一度もアップデートしていない端末で、対象のd払いアプリのバージョンは2.00.1です。この条件に該当する場合には、Google Playストアから最新版の「Google Play 開発者サービス」へのアップデートをおすすめします。

2.アカウントを発行しよう

ダウンロードが終わったら、利用登録を行いますが、ドコモ回線以外の人は事前にdアカウントを発行する必要があります。dアカウントの新規作成では、メールアドレスの登録とIDの登録、基本情報の登録を行います。ウェブ、アプリ、店頭のいずれかで作成が可能です。

ドコモ回線の場合

ドコモ回線のユーザーならダウンロードしたd払いを起動し、利用規約に同意すると、ログイン画面に進みますが、4桁のspモードパスワードの確認が求められます。これを入力すると、職業と利用目的を選択。その後は使い方を解説するチュートリアルが流れ、利用開始となります。もし別のdアカウントでログインしたい場合には、IDとパスワードを入力して、dアカウントを切り替えます。

ドコモ回線以外の場合

ドコモ回線以外の人の場合には、職業や利用目的を選択すると、事前に作成したdアカウントのIDとパスワードの入力が求められます。その後、登録済みのメールアドレスのほうにセキュリティコードが届き、それを入力します。

3.支払方法を決めよう

無事にログインできたら、次は支払いの方法を決めます。当初はチャージしたd払いの残高から支払う設定になっていますが、変更することが可能です。

電話料金に合算して支払う

ドコモユーザーのみ利用できるのが、電話料金合算払いです。これは月々のケータイ料金と一緒に支払う方法です。残高が不足するたびにチャージする必要がなく、まとめて支払いができるため便利ですが、後から請求されるため使いすぎてしまう恐れもあります。「電話料金に合算して支払う」に変更したい場合には、d払いのアプリのメニュー内にある「設定」を押し、「お支払い方法」をタップすると選択できます。

d払い残高から支払う

「d払い残高から支払う」はd払いの残高から支払う方法です。d払いにはウォレットという機能があり、銀行口座やATM、あるいはコンビニから残高をチャージすることができます。残高があれば、そのd払い残高から支払いをすることが可能になります。なお、銀行口座からチャージするには、ウォレット画面にある「チャージ」をタップし、「銀行口座」を選択します。登録方法は利用する銀行によって異なります。銀行口座を登録すると、残高が不足したら自動的にチャージを行うオートチャージを設定することもできます。

ATMからチャージする際にはセブン銀行のATMを利用します。ATMで「スマートフォンでの取引」を選択すると、QRコードが表示されるため、それをd払いのアプリで読み取ります。読み取りに成功すると、スマホには企業番号という4桁の数字が表示されます。それをセブン銀行のATMに入力し、チャージしたい金額をATMに入金すればチャージが完了します。

コンビニでの入金ではウォレットのタブで「チャージ」をタップ、「コンビニ」を選択します。利用規約を確認して同意すると、入金したい金額を入力できるようになります。その金額をコンビニで払い込むとチャージが完了します。

「d払い残高から支払う」を選択したい場合も、「電話料金合算払い」と同様に、d払いのアプリのメニュー内にある「設定」を押し、「お支払い方法」をタップすると選択できます。

クレジットカードから支払う

d払いのもうひとつの支払い方法が、「クレジットカードから支払う」です。支払い方法を「クレジットカードから支払う」に変更するには、d払いのアプリのメニュー内にある「設定」を押し、「お支払い方法」をタップし、選択します。続いて、クレジットカードの番号や有効期限などの情報を入力します。登録できるクレジットカードはdカードを含むVISA、Master、American Express、JCBカードで、dカード以外のクレジットカードを登録するなら、本人認証サービス(3Dセキュア)の設定されたカードである必要があります。ドコモ回線のユーザーで、dカードの名義が本人だとしたら、本人認証サービス(3Dセキュア)は不要になります。

4.d払いで支払いをしてみよう

続いて、実際に街のお店でd払いを使って支払う方法を解説します。使い方はいたって簡単で一度、使えばスムーズに支払いができるようになると思います。

QRコード・バーコードで支払う

店頭では、QRコードもしくはバーコードを使って、支払いを行います。まずd払いのアプリを立ち上げ、画面に表示されたQRコードもしくはバーコードをお店の人にバーコードリーダーなどの店頭端末で読み取ってもらう、やり方が一つです。支払い金額以上の残高があれば、バーコードを読み取ると支払いが完了し、スマホに決済情報が表示されます。もうひとつの支払い方が、スマホで加盟店の店頭に設置してあるQRコードを読み取るやり方です。d払いの「読み取る」というボタンをタップし、カメラからのアクセスを許可します。するとカメラが起動し、店頭のQRコードを読み取れるようになります。読み取りが完了したら、支払い金額を入力し、「お支払い内容の確認」というボタンをタップします。その後、確認画面が表示され、「支払う」をタップします。このときお店の人にも支払い完了画面を確認してもらいましょう。これで支払いは完了です。

dポイントで支払う

dポイント残高がある場合には、貯まったdポイントを支払いに使うこともできます。QRコード・バーコードの表示されている画面にはdポイント残高が表示されていますが、その下に「dポイントを利用する」というチェックボタンがあります。このチェックボタンをタップしてから、お店の人にQRコードやバーコードを見せます。あとは、QRコード・バーコードをスキャンしてもらうと、dポイントから支払われます。なお、dポイントは利用の上限を設定することもできます。

d払いのメリット・デメリット

では、d払いを使って会計すると、どんなメリットがあるのでしょうか? また、現金で支払う場合と比べ、何かデメリットはあるのでしょうか?

d払いのメリット

d払いのメリットはドコモのユーザーなら、クレジットカードがなくても、毎月のスマホの通信料と合算して支払うことができます。また、クレジットカードのように与信審査もないため、アプリをダウンロードして、初期設定をするだけで、簡単にはじめることができる点も魅力です。財布を持っていなくても、スマホさえあれば、お買い物ができてしまうわけです。また、dポイントを貯めることでお得に買い物をすることができます。

d払いのデメリット

反対にデメリットはなんでしょうか? ひとつは通信が必要なアプリのため、ネットワークに接続できない環境では使うことができません。電波が弱い場所や地下のお店では利用できないこともあります。いつ、どこでも支払いが可能な現金払いには劣る点です。

d払いのお得なキャンペーン情報

d払いでは定期的にdポイントの還元率がアップするお得なキャンペーンや、友達にd払いを紹介するとdポイントがもらえるようなキャンペーンを実施しています。d払いをはじめたら、キャンペーン情報をチェックしてお得に利用してみましょう。

d払い紹介キャンペーン

d払い紹介キャンペーンは、知り合いにメールなどで紹介URLを送り、その人がd払いで買い物をすると、紹介者にポイントがプレゼントされるというキャンペーンです。最大で10人まで紹介することができます。

はじめての方限定キャンペーン

はじめての方限定キャンペーンは、d払い(コード決済もしくはネット)ではじめて支払う人向けのキャンペーンです。エントリー時に「街」「ネット」のどちらか、あるいは両方のエントリー対象であるかが表示されます。その後、設定された条件をすべて達成すると、dポイントがプレゼントされます。たとえば、街のお店での利用の場合、「エントリー月にd払いではじめて支払う」「エントリー月内に2回以上支払う」「エントリー月内の利用総額が3000円以上」といった条件が課されます。進呈されたポイントには有効期限があり、ポイント発行から3ヶ月間となっています。

毎週おトクなd曜日

毎週おトクなd曜日は、毎週金曜日と土曜日に限定開催しているdポイントの還元率がアップするキャンペーンのことです。キャンペーンにエントリーして、対象のサイトでd払いを使ってネットショッピングをすると、最大で4%のdポイントが貯まります。さらに、d曜日ならdポイント利用分にもキャンペーンポイントが2%還元されます。

注意点としては、事前にエントリーをすることが必要な点です。エントリーページにアクセスすると、dアカウントでのログインが求められ、ログインするとキャンペーンにエントリーしたことになります。なお、エントリーはキャンペーンが開催されている月ごとに行う必要があります。エントリー後は対象日にd払いを使って決済しましょう。

そのほかのキャンペーン

d払いではそのほかにも、定期的に期間限定のキャンペーンを実施しています。キャンペーン中には、ポイント還元率がアップしたり、抽選でポイントが当たることもあります。対象のお店やサイトでd払いを使うと、ポイント還元率がアップするタイプのキャンペーンもあり、購入する前にチェックすることをおすすめします。期間や条件によって、お得になる可能性があります。なお、キャンペーンに参加するには、その都度、エントリーをする必要なものが多いため、注意が必要です。

d払いをもっとお得に使うには

d払いで支払うと、ポイント還元率がアップするキャンペーンが頻繁に開催されていますが、よりお得になる使い方がまだまだあります。知っておきたい豆知識をご紹介します。

支払方法をdカードを設定するとdポイント2重取り

ひとつ目が、d払いの支払い方法をdカードをに設定してショッピングすると、dポイントが2重にもらえるというものです。たとえば、d払いが使える街の加盟店でd払いで支払うと、0.5%が還元されますが、このときクレジットカードのdカードで支払うと、さらに1%が還元されます。そのため、あわせて1.5%還元されることになります。ネットショッピングでもこのdポイントの2重取りは、利用可能で、その際はd払いで支払うことで、1%が還元され、さらにdカード分のポイントも1%還元されます。その結果、2%が還元されることになります。

dポイントカードの提示でdポイント2重取り

dポイントカードの提示によるdポイント2重取りは対象の加盟店で受けることができます。まずは店頭でdポイントカードか、モバイルdポイントカードを提示します。続いて、d払いアプリを起動して、バーコード画面か、QRコードの画面を提示して、支払いを行います。すると、dポイントの提示によるポイントと、d払いの支払いによるポイントの両方をゲットできるというわけです。

クーポンを使う

d払いでは、対象のお店や加盟店で使えるクーポンを配布しています。日常的に利用するようなコンビニからファーストフード店、ドラッグストアや、デパートなど多種多様なクーポンが掲載されているので、ショッピングの前にチェックしておくとお得にお買い物ができる可能性があります。

d払いをおトクに活用しよう

ドコモが運営するd払いは加盟店も増え、利用しやすくなっています。お得なキャンペーンも定期的に実施しているため、情報を集めつつ、賢く利用してみてはいかがでしょうか?

人気記事

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

プロンプトエンジニアという言葉をご存知でしょうか。英語圏では2021年頃から盛り上がりを見せている職種の一つで、中国でも2022年の夏頃からプロンプトエンジニアの講座が人気を呼んでいます。今回は、プロンプトエンジニアとは何か、どうトレーニングすればよいのかについて、日本国内でプロンプトエンジニアの採用と教育を実施している株式会社デジタルレシピ 代表取締役の伊藤 新之介氏に解説していただきました。

「組織としての自己変革にかける想いに共感し、みずほへ入社」。みずほFG執行役員 秋田夏実氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【前編】

「組織としての自己変革にかける想いに共感し、みずほへ入社」。みずほFG執行役員 秋田夏実氏×立教大学ビジネススクール田中道昭教授【前編】

国内外の金融機関と前職のアドビを含め、主にマーケティングや広報領域で手腕を発揮してきた秋田夏実氏。2022年5月に入社したみずほフィナンシャルグループでは、これまでのキャリアから一新して、グループCPO(Chief People Officer)とグループCCuO(Chief Culture Officer)を務め、組織開発・D&I推進等と企業文化の改革に挑戦をしています。立教大学ビジネススクールの田中道昭教授とともに、これからの時代のキャリアと学びについて意見を交わしました。 前半は秋田氏のこれまでの経歴、アメリカのビジネススクールでのエピソード、みずほに入社を決めた理由などをうかがいます。

【AI×音楽】AI作曲が可能となっても、作曲家の仕事は残る。「FIMMIGRM」が変える音楽の未来<後編>

【AI×音楽】AI作曲が可能となっても、作曲家の仕事は残る。「FIMMIGRM」が変える音楽の未来<後編>

AIによりヒットソングの特徴をふまえたオリジナル楽曲を作成するサービス「FIMMIGRM(フィミグラム)」。AIによる作曲サービスが盛り上がりを見せつつある昨今、音楽プロデューサーとしてYUKIや中島美嘉、Aimerなどのアーティストを手がけてきた玉井健二氏が開発に携わっていることで、大きな話題を呼んでいます。 FIMMIGRMの利用方法は、大量に自動生成された曲から好みの曲をジャンルごとに選択するGENRES(ジャンル)、ワンクリックでAIが曲を生成する ONE-CLICK GENERATE(トラック生成)、ユーザーの自作曲をもとにAIが曲を生成するGENERATE(トラック生成)、AIが生成した曲にプロの編曲家が手を加えるPRO-ARRANGED(プロアレンジ)の4パターン。AIにより専門知識不要で誰もが作曲できるようになる未来が間近に迫った今、音楽業界はどのように変化するのか? 株式会社TMIKと音楽クリエイター集団agehaspringsの代表を務める玉井健二氏にお話を伺いました。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

イトーヨーカドーの未来を左右する、新社長の店舗・組織変革の勝算。イトーヨーカ堂社長 山本哲也氏に立教大学ビジネススクール田中道昭教授が迫る【前編】

イトーヨーカドーの未来を左右する、新社長の店舗・組織変革の勝算。イトーヨーカ堂社長 山本哲也氏に立教大学ビジネススクール田中道昭教授が迫る【前編】

2020年、創業100周年を迎えた株式会社イトーヨーカ堂。ロシアのウクライナ侵攻に、進む円高と物価高など厳しい経済状況の中、今年3月に社長に就任した山本哲也氏は「信頼と誠実」を掲げ、商売の原点に立ち返ることを標榜しています。イトーヨーカドーはどのように変わるのか? これからの時代のスーパーに求められる形とは? 立教大学ビジネススクールの田中道昭教授との対談をお届けします。 前編は山本社長が社長に就任した経緯、2000年以降業績が落ち込んだ原因の分析、そして現在進行中の新しい売り場づくりの施策などについてお話をうかがいます。

【海外レポートから読み解く】2025年、AIはここまで進化する

【海外レポートから読み解く】2025年、AIはここまで進化する

2022年7月に画像生成AI「Midjourney」がリリースされ、その後「Stable Diffusion」などのさまざまな画像生成AIが数多く登場するなど、大きな話題を呼びました。この数ヵ月の間、世界の人々のAIに対する捉え方は大きく変わったのではないでしょうか。 今後AIはどのような進化を遂げていくのか。今回は、国内外のAI事情に詳しい株式会社デジタルレシピ 代表取締役の伊藤 新之介氏に、海外のレポートから読み解くAIの進化について解説していただきました。

メンタルヘルス後進国、日本。DXはメンタルヘルスに貢献できるのか

メンタルヘルス後進国、日本。DXはメンタルヘルスに貢献できるのか

欧米に比べ大きく遅れているといわれる日本のメンタルヘルスを取り巻く環境。事実、欧米ではカウンセリングを受診した経験のある人は52%にも上りますが、日本では6%という低水準。先進国のなかで突出した自殺者数についても、厚生労働省は深刻な状況と受け止めています。 そんななか、β版での運用を終え、2022年7月5日に正式ローンチされた「mentally(メンタリー)」は、日本では敷居の高いメンタルヘルスに関する相談が気軽に行えるアプリ。株式会社Mentally 代表取締役CEOを務める西村 創一朗氏は、自身も過去に双極性障害(※)を乗り越えた経験を持っています。メンタルヘルス市場はDXによりどう変化していくのか。インタビューを通して、日本のメンタルヘルス市場の未来を紐解きます。 ※ 双極性障害:活動的な躁(そう)状態と、無気力なうつ状態を繰り返す障害。

【徹底解説】「X to Earn」とは何か。誰もがゲームや遊びで稼げる時代は来る!? DEA創業者に聞く<前編>

【徹底解説】「X to Earn」とは何か。誰もがゲームや遊びで稼げる時代は来る!? DEA創業者に聞く<前編>

YouTubeに代表される動画投稿サイトなど、個人が発信することのできるツールの出現により、好きなことをして稼ぐための選択肢は増えています。そして現在、ゲームや徒歩、勉強さらには睡眠をするだけで稼ぐことのできる「X to Earn」というムーブメントが生まれつつあります。「ゲームで遊んで稼ぐ」なんてことが本当に可能なのか? 多くの人が抱える疑問について今回お答えいただくのは、Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.(以下、DEA)のFounder & Co-CEOの山田 耕三氏。インタビュー前編では「X to Earn」の仕組みと種類、今後の可能性など、未だ発展途上の新しい経済圏について根ほり葉ほりお話を伺いました。

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

「8割以上の精度で、赤ちゃんが泣く理由が判明」CES2021イノベーションアワード受賞。注目の日本発ベビーテック企業とは

テクノロジーの力で子育てを変えていく。そんなミッションを掲げ、泣き声診断アプリや赤ちゃん向けスマートベッドライトなど、画期的なプロダクトを世に送り出してきたファーストアセント社。「CES2021 Innovation Awards」を受賞するなど、世界的に注目を集めるベビーテック企業である同社の強さの秘密とは。服部 伴之代表にお話を伺いました。

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

世界のMaaS先進事例7選。鉄道・バス・タクシーなど交通手段を統合したサブスクモデルも!

国内でMaaS(Mobility as a Service)実証が活発化している。新たな交通社会を見据え、既存の交通サービスの在り方を見直す変革の時期を迎えているのだ。 交通社会は今後どのように変わっていくのか。MaaSの基礎知識について解説した上で、海外のMaaSに関する事例を参照し、その変化の方向性を探っていこう。

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国EV市場を席巻する、三大新興メーカーを徹底分析。脅威の中国EVメーカー最新事情・後編【中国デジタル企業最前線】

中国企業の最新動向から、DXのヒントを探っていく本連載。今回は、ガソリン車に代わるモビリティとして期待が高まるEV(Electric Vehicle=電気自動車)と、その核とも言える自動運転技術で世界をリードする中国の強さに迫ります。前編では「EV先進国」の名を欲しいままにしているその理由を、国の政策や技術の面から探ってきました。後編となる今回は、自動車産業に参入してきた新興メーカー3社を紹介するとともに、日本の立ち位置の考察、中国が抱える課題を話題に進めていきます。

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

Googleやビル・ゲイツも出資する“代替肉”スタートアップ「インポッシブル・フーズ」〜海外ユニコーンウォッチ#2〜

「ユニコーン企業」ーー企業価値の評価額が10億ドル以上で設立10年以内の非上場企業を、伝説の一角獣になぞらえてそう呼ぶ。該当する企業は、ユニコーンほどに珍しいという意味だ。かつてのfacebookやTwitter、現在ではUberがその代表と言われている。この連載では、そんな海外のユニコーン企業の動向をお届けする。今回は欧米を中心に注目されている「代替肉」を扱う「インポッシブル・フーズ」を紹介する。

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

AIの思考を人間が助ける。AI領域で人気の職種「プロンプトエンジニア」とは何か

プロンプトエンジニアという言葉をご存知でしょうか。英語圏では2021年頃から盛り上がりを見せている職種の一つで、中国でも2022年の夏頃からプロンプトエンジニアの講座が人気を呼んでいます。今回は、プロンプトエンジニアとは何か、どうトレーニングすればよいのかについて、日本国内でプロンプトエンジニアの採用と教育を実施している株式会社デジタルレシピ 代表取締役の伊藤 新之介氏に解説していただきました。

コロナ禍でラジオが復権!? 民放ラジオ業界70年の歴史を塗り替えたradiko(ラジコ)の「共存共栄型 DX」とは

コロナ禍でラジオが復権!? 民放ラジオ業界70年の歴史を塗り替えたradiko(ラジコ)の「共存共栄型 DX」とは

Clubhouseをはじめ、新勢力が次々と参入し、拡大を見せる音声コンテンツ市場。その中で、民放開始から70年の歴史に「大変革」を巻き起こしているのが“ラジオ”です。放送エリアの壁を取り払う、リアルタイムでなくても番組を聴けるようにするといった機能で、ラジオをデジタル時代に即したサービスに生まれ変わらせたのは、PCやスマートフォンなどで番組を配信する『radiko(ラジコ)』。今回は、株式会社radiko 代表取締役社長の青木 貴博氏に、現在までのデジタルシフトの歩みと将来の展望について、お話を伺いました。