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マーテックの概念とは?ツールを導入する際のコツや注意点を解説

効果的なマーケティングをおこなうためのツールとして、近年注目を集めている「マーテック」。マーテックツールをうまく活用するためには、マーテックに関する知識を深めておくことが大切です。ここでは、マーテックの概要について詳しく説明します。
効果的なマーケティングをおこない、事業の成果を伸ばしていくための手法として近年注目されているマーテック。しかし、実際にマーテックを事業に導入しているところはまだ多いとはいえず、「そもそもマーテックがよく分からない」という人もいるようです。

今後のマーケティングをより良いものにするために、マーテックについての理解を深めておくことが大切です。そこで今回は、マーテックの概念やマーテックツールをスムーズに導入するためのコツ、有効活用できる人材の特徴などを詳しく説明します。

そもそもマーテックとは?

そもそもマーテックとは、マーケティング(Marketing)と技術(Technology)を組み合わせでつくられた言葉です。企業がおこなっているマーケティング活動にIT技術を取り入れることにより、より効果的なマーケティングを実現することを目的としています。

マーテックには、販売促進のための技術や顧客との関係性を高める技術が含まれていることから、カバーしている領域は幅広くなっています。そのため、マーケティングにおいてどのような事業に携わっているのか、どのような部門でマーケティング活動をおこなっているのかによって、活用すべきマーテックツールは異なります。

アドテックとの違い

広告と技術を組み合わせてつくられた「アドテック」も、マーテックと似たような概念を持っています。広告がマーケティングの一部となっているように、アドテックもマーテックの一部になっています。

広告は、企業の知名度を高めたり、提供している商品やサービスの認知度を高めるたりするのが大きな目的です。そのため、アドテックは、マーテックの中でも広告の分野に限定して活用されるIT技術という意味合いが強いといえるでしょう。

マーテックが重要視される背景

近年、社会でマーテックが重要視されるようになった背景として、企業ではなく「個人」が発信する情報がユーザーに大きな影響を与えるようになったこと挙げられます。たとえば、インスタグラムで個人が投稿した内容が幅広く拡散し、「自分もこの商品を買ってみよう」と思う人が増えることで、結果的に企業の売上がアップするケースが代表的です。

以前は、テレビCMやラジオ、新聞や雑誌の広告などの「マス広告」で大衆向けの情報を幅広く発信する手法が主流でしたが、最近は「One to One」で顧客にアプローチする重要性が増しています。今後は、ユーザーによって違う種類のクーポンを配布したり、ユーザーごとに異なる商品やサービスをおすすめするなどの手法を採用することで、より効率的に購買率を高めていく企業は増えるでしょう。

マーテックの種類を知っておこう

効果的に事業の成果を伸ばすために重要なマーテックは、以下の6つの種類に分けることができます。

・顧客体験の向上
・広告や広報活動
・取引や営業活動の管理
・ソーシャルや顧客関係の管理
・チームやプロジェクトzの管理
・データ管理

これらの種類があることを知っておけば、今後どのような種類のマーテックツールを導入すべきかを考えやすくなるでしょう。ここからは、マーテックの種類について詳しく説明します。

顧客体験の向上

1つ目は、顧客体験の向上です。顧客体験を向上させるマーテックの例として、CMSやマーケティングオートメーションなどが挙げられます。

CMSは、「コンテンツ管理システム」と呼ばれており、WEB制作に関する専門的な知識がなくても、簡単にコンテンツを構築、管理、更新できるようになっているのが特徴です。HTMLやCSSなどのプログラミングスキルがなくても簡単にコンテンツを制作できるため、顧客が利用しやすいコンテンツを簡単に配信することが可能です。

マーケティングオートメーションを導入すれば、事業の将来予測やランディングページでのフォーム作成といった業務を自動化できるだけでなく、顧客1人ひとりにカスタマイズされたメールやコンテンツの配信業務などを自動化することができます。業務負担を軽減できるだけでなく、顧客に最適な体験をしてもらうためのアプローチを自動的におこなってくれるので、コストを抑えて売上をアップさせられるでしょう。

広告や広報活動

2つ目は、広告や広報活動を効果的にすることです。DSPやSNS広告、動画広告などのツールが該当し、従来主流とされていた「マス広告」よりも効率的に成果を出せるようになると期待されています。

DSP(Demand-Side Platform)は、広告主が提供する広告効果を最適化させるためのプラットフォームのことをいいます。広告枠の買い付けや配信、広告効果の分析などの業務を自動化できるので、費用対効果の高い広告宣伝が可能になるでしょう。

取引や営業活動の管理

3つ目は、取引や営業活動の管理です。ECサイトの構築や運営を自動化するツールやSFAなどのツールが代表的です。

SFA(Sales Force Automation)は、「営業支援システム」とも呼ばれており、営業スタッフが効果的な仕事を支援するツールのことをいいます。たとえば、入力された日々の営業活動に基づいて、次におこなうべきアクションや適切な訪問先の提示をしてもらうことで、営業成績をスムーズに伸ばせるようになることが挙げられます。報告書の自動作成もおこなってくれるので、限られた時間で高いパフォーマンスを出せるようになるのが魅力です。

ソーシャルツールの活用や顧客関係の管理

4つ目は、ソーシャルツールの活用や顧客関係の管理です。代表例としてチャットボットやCRMなどが挙げられます。

チャットボットは、「チャット」と「ボット」を組み合わせた自動会話プログラムのこと。人工知能を組み込んだコンピュータが人間に代わって応対してくれるので、顧客の要望に応じて適切な商品やサービスを提案したり、困ったときにスムーズに解決策を提示してくれるといったメリットが生じます。

CRM(Customer Relationship Management)は、顧客関係管理ツールともいわれており、ニーズが多様化している顧客それぞれに焦点を当てて、最適な戦略を選択できるようにするツール。収集した膨大な顧客データを蓄積、管理し、時間がかかっていた分析を自動化させることで、コストを抑えて成果を出せるのが魅力です。また、問い合わせ内容の管理やメール配信、セミナーやイベントの集客などの業務を効率化させることも可能です。企業の目的に合わせて柔軟に機能をつかい分けられるのも良いところです。

チームやプロジェクトの管理

5つ目は、チームやプロジェクトの管理です。

たとえば、「Trello」や「Asana」などのツールが挙げられます。プロジェクト全体の進捗をメンバー全員で共有できるだけでなく、従業員個人個人に割り振られたタスクを可視化できるため、効率的に業務を進められるようになると期待されています。

メッセージ管理やスケジュール管理も簡単におこなえることから、「抜け」や「漏れ」によって生じるエラーを抑えつつ、効率的にプロジェクトの達成を目指せるようになるでしょう。

データ管理

6つ目は、データ管理です。具体的なマーテックツールとして、DMPやBIツールなどが挙げられます。

DMP(Data management platform)は、インターネット上に蓄積された膨大な情報を管理するためのプラットフォームです。企業独自で取得した問い合わせ情報や外部ツールで取得した顧客の購買履歴など、幅広い情報をつなぎあわせて可視化できるのが特徴です。購買前に離脱したユーザーに焦点を当てて広告を配信したり、過去に似たような商品を購入したユーザーにキャンペーンメールを配信したりすることができます。

BI(Business Intelligence)ツールは、企業に日々蓄積されていく膨大なデータを自動で分析し、その分析結果を経営判断に活かすためのツールです。エクセルなどで時間をかけてデータを分析する必要がないので、タイムリーな経営判断が可能になります。

マーテックツールをスムーズに導入するためのコツ

幅広いツールや利用目的があるマーテックですが、マーテックツールをスムーズに導入するのは簡単ではありません。

以下では、マーテックツールをスムーズに導入するためのコツについて詳しく説明します。

既存のマーテックツールを見直す

マーテックツールを導入して事業を転換しようと考えている場合は、すでに導入されているツールがどのように機能しているかを見直す必要があります。

導入するマーテックツールによっては、すでに利用しているツールと機能が重複してしまうことも……。新たに導入するマーテックツールを存分に活用するためにも、現在利用しているツールとどのような違いがあるのか、どちらがより効果的かをしっかり考えることが大切です。

入念な計画を立ててからマーテックツールを導入する

マーテックツールを導入したからといって、すぐに業務を効率化できるわけではありません。マーテックツールを既存の業務にどのように組み込むかという計画を入念に立てることで、スムーズにマーテックツールを活用できるようになるでしょう。

たとえば、マーテックツールの導入に段階を設けることが挙げられます。ツールを導入する場面を細分化し、それぞれに担当者を割り振ることで、それぞれが責任感を持ってツールの導入に携われるようになるでしょう。その際、マーテックツールに関する勉強会や移行期間を適切に設けることも大切になります。

導入するマーテックツールに関する理解を深めておく

導入するマーテックツールによっては、既存のツールとうまく連携させなければならないケースもあります。そのため、新たに導入するマーテックツールが既存のツールとどのような影響を与え合うのかを考えなければなりません。

遠隔地からでも利用できるツールなのか、ほかのツールで取得したレポートがダッシュボードで一括管理できるのか、など内容をしっかり確認しておくことで、スムーズにマーテックツールを導入できるようになるでしょう。また、困ったときにマーテックツールの導入をサポートしてくれるサービスがついているかを確認しておくことも大切です。

常に顧客を意識して戦略を練る

マーテックツールを導入する際は、プロジェクトを達成させることばかり意識してしまいがちです。しかし、マーテックツールを導入する本質的な目的として、「顧客体験の向上」があることを忘れないようにしておく必要があります。

ユーザーが企業に何を求めているのか、商品やサービスを利用する際に何を感じているのかを常に意識することで、より効果的にマーテックツールを活用できるようになるでしょう。

マーケティング部門とIT部門が協力する

マーテックツールの導入には、マーケティング部門とIT部門の協力が不可欠です。マーケティング部門だけでデジタル施策の立案運営は困難でしょう。また、IT部門だけでマーケティング部門が抱える課題を解消することも難しいと考えられます。

これまで異なる立場で企業に貢献してきた部門であっても、それぞれがうまく連携すれば、マーテックツールの活用によって得られる効果をさらに高められるでしょう。

得られた成果を活用できるようにしておく

マーテックツールを導入すれば、これまで時間をかけておこなってきたマーケティング業務を効率化させたり、効果的な分析結果を提示してもらえるようになります。しかし、業務の効率化や分析結果の提示が、経営者や従業員にどのような影響を与えるかを考えておかなければ、「ただ業務を効率化しただけ」という結果になってしまいかねません。

新たにマーテックツールを導入する際は、ツールの利用方法だけでなく、ツールを導入することで今後どのような働き方が求められるかという点についても、従業員に情報提供をおこないましょう。

マーテック人材を確保する

導入するマーテックツールをうまく活用するためには、マーテック人材を確保する必要があります。

ただツールをつかいこなすだけでは、今後のマーケティング業務をより良いものにするのは難しいかもしれません。得られた分析結果を適切に把握して、新たなマーケティング手法に活かせるような人材を採用・育成することで、さらに事業の成果を伸ばせるようになるでしょう。

マーテック導入時の注意点

さまざまなメリットのあるマーテックですが、導入する際に注意する点などはあるのでしょうか? あらかじめ知っておきたい導入へのポイントをまとめます。

現場の意見をヒアリングする

マーテックに限らないことですが、社員から不満の声があるからや、画期的なシステムだと思ったから、などと、闇雲に新しい仕組みを導入すると、成功しません。必ず実務を担当しているスタッフや部署にヒアリングを行い、課題を吸い上げることが大切です。どんな機能があれば、課題が解決できるのかヒアリングし、現場の声として、ドキュメント化しておくことで導入することが目的になってしまうことを避けることができます。

できる部分から少しずつマーテックを取り入れる

どんなシステム、ツールでも会社の業務フローや行っている作業内容によって、向き不向きがあるものです。そのためまずは特定の部門、部署にターゲットを絞って導入すると、失敗した場合のダメージも少なくなります。もし、無料トライアル期間が設けられているサービスなら、一度、導入してみて、担当者の感想や導入した場合のデメリットをあげてから、本格的に導入すべきです。まずはスモールスタートから。それがITツールを導入するときの鉄則です。

セキュリティ対策を徹底する

セキュリティ対策をおろそかにしないことも大切です。サービスやシステムによっては社内のセキュリティ規約やプライバシーポリシー、個人情報保護方針などを変更しなければ、対応できないようなものもあります。いくら便利になるといっても、データが外部に流出する危険性があるのなら、細心の注意を払って、導入を検討する必要があります。

マーテックを使いこなす人材の特徴とは?

マーテックをうまくつかいこなせる人材を確保するためには、ただマーケティング業務に精通している人材を確保・育成すればよいわけではありません。

以下では、マーテックをつかいこなす人材の特徴を詳しく説明します。

リサーチ力が高い

マーテックをつかいこなせる人材はリサーチ力が高いため、「得られた分析結果がどのような意味を持っているのか」「今後どこに広告を出すべきか」などの判断をスムーズにおこなえる特徴があります。

わざわざカスタマーセンターにヒアリングをおこなったり、広告部門に相談しに行ったりしなくても適切な判断ができるため、スピーディーなマーケティング業務を実践することができます。

マーテックツールに関する知識が豊富

マーテックをつかいこなす人材は、マーケティングに関する知識だけでなく、マーテックツールに関する知識も豊富に持っています。すでに複数のマーテックツールごとの特徴や違いが理解できていたり、既存のマーテックツールとの整合性や業務への活かし方を具体的にイメージできている可能性が高いでしょう。

また、マーテックツールに関する知識が豊富な人は、実際マーテックツールを導入しても、すぐにツールをつかいこなせると考えられます。必要に応じて目的にあったつかい方ができるので、マーケティングの成果を高めやすくなるでしょう。

変化への対応力が優れている

時代とともに変化する顧客のニーズにうまく対応するためには、柔軟にマーケティング手法を変えられる能力が求められます。

マーテックをつかいこなす人材は、そのときの状況に応じて適切なマーテックツールをつかうことができます。状況の変化にスピーディーに対応できるので、常に最適なマーケティングを実践できるでしょう。

マーテックをうまく活用してビジネスに活かそう

ここでは、マーテックの概念やマーテックツールをスムーズに導入するためのコツ、マーテックを活用できる人材の特徴などについて説明しました。

限られた人員で、時代とともに変化する顧客のニーズに対応するためには、マーテックツールをうまく活用することが大切です。ここで説明した内容を参考にして、現在のマーケティング手法にマーテックツールをどのように活用できるかを考えられるようにしておきましょう。

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