医療・建設・小売。映像が「監視」ではなく、DXに使われる時代。クラウド録画サービス、Safieがもたらす革命

創業から3年でクラウド録画サービスでの国内シェアトップを誇り、2021年9月には東証マザーズに上場を果たしたセーフィー株式会社。従来の監視カメラ、防犯カメラの常識を変えたサービスは誰でも手軽に導入可能で、医療施設や建設現場、小売店舗など幅広いシーンで活用されています。同社代表取締役社長CEOの佐渡島 隆平氏が目指すのは、「誰もが映像を通じて意思決定を行う世界」。労働人口が減少する時代における生産性向上のツールとしてだけでなく、クラウド録画サービスの秘めた可能性についてお話を伺いました。

ざっくりまとめ

- 「データからアルゴリズムを進化させる時代」の到来を読み、膨大なデータを蓄積するクラウド録画サービスの着想を得た。

- 第三者からなるデータガバナンス委員会を毎月開催。秘匿性の高い映像データに関する法整備を進めている。

- 建設現場における工程の確認や、小売チェーン店のオペレーション指導などでセーフィーのサービスが広く活用されている。例えば建設業界向けには重機などの遠隔操作も視野に入れている。

- セーフィーが掲げる「映像から未来をつくる」というフレーズは、仕事でもプライベートでも、誰もが映像を見て意思決定を行う世界を目指すことを意味する。

ITから取り残された監視カメラの常識を変える

——クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」を思いついたきっかけを教えていただけますか?

防犯カメラの世界が、ITの世界から取り残されていると気づいたことがきっかけです。具体的には、まず、自分の家や店舗などに防犯用のカメラを設置しようと思ったときに浮かぶ、「何をすればいいのか?」「誰に聞けばいいのか?」「費用はどのくらいかかるのか?」といった疑問をクリアにしたいと思いました。

また、技術的な面、カメラの進化という観点では、防犯カメラの品質に課題を感じました。CMOSセンサー(※)が拡大して光をたくさん取り込めるようになると、画質が上がり、その瞬間を綺麗に撮れるようになります。その技術を身近に提供しているのがiPhoneやミラーレスの一眼カメラです。しかし、防犯カメラの世界では画質よりも、継続的に録画し続けられることが重視され、記録として映像が撮れればそれでOKとされてきました。よって、カメラのシステムとしても安定稼働が求められるため、古い技術が使われているのですが、そんなスペックの製品を消費者は高い金額で購入しているのが現状です。そういった現状を見て、最先端のテクノロジーを取り入れたクラウドサービスとカメラをお客さまが簡単に設置できるサービスにチャンスがあると考えました。

※CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー:光を感じて電気信号に変える半導体センサーの一種。

——消費者のニーズに応える製品がなかったということですね。

そうですね。そしてもう一つ、私が以前モーションポートレートというソニーグループに在籍していた頃に、多くのエンジニアと仕事を進める中で分かったことがあります。これからの時代はプログラミングでアルゴリズムをつくるのではなく、膨大なデータを取り込むことでアルゴリズムを進化させていくことになるだろうと。今まではコンピューターが「これは犬です」とか「これは人です」といった判断をするための情報を、すべてプログラミングしていく必要がありました。しかし、膨大なデータを適切に整理して、教師データとして教えることで、人間のように直感的な判断がコンピューターでもできるようになったのが、AI革命の最も大きなポイントです。AIを絡めて、クラウド上に集約されたリアルタイムの映像データが活用できるようになれば、社会は大きく変わると思いました。

——「Safie」は、カメラの購入費用と、映像をクラウドに保存する月額費用で利用できますが、従来の防犯カメラの導入に比べてどれくらい手軽なのでしょうか?

防犯カメラの導入において一番費用がかかるのは設置する際の工事です。どうしても人手がかかるのでコストが大きくなってしまいます。「Safie」は工事不要のワイヤレスカメラで、本体費用に加えて月額1,320円から利用可能です。これまで数十万円かかっていたコストを大幅に下げることができます。

「防犯」や「監視」から想起されるネガティブイメージを払拭

——プライバシーの観点から、カメラの映像をクラウドに保存することについて反発などはなかったのでしょうか?

もちろんその懸念はあったので、セキュリティについては、創業時から最も注力をしてきました。あまり認知されていませんが、従来のネットワークカメラはセキュリティが脆弱で、ネットに直結するとサーバーにアクセスされて情報が丸見えになってしまう可能性があります。それに対し、私たちはデータを暗号化してハッキングできない仕様にしています。

さらに、社外有識者を入れた、データガバナンス委員会を月一回開催しています。「Safie」は映像から未来をつくるというビジョンを元に、AIやデータが民主化されていけるようにしたいと考えています。世界的IT企業も人々の個人情報を扱っていますが、誰もが思いのままに活用しています。それは、誰もが使いたいように使うという民主的な使い方ができる環境を実現しているからです。そんな状態を目指すために「Safie」では今、憲法学者やAIの専門家、弁護士や経営者を交えてプライバシー憲章をつくっています。大手のパートナー企業にも委員会に参加してもらい、行政とも対話しながら、みんなでルールを構築していくことを目指しています。

——「防犯カメラ」「監視カメラ」といったネーミングに引っ張られて、どうしてもネガティブなイメージが付きがちなのでしょうか?

たしかに「防犯」や「監視」というワードがネガティブな印象を持たせている側面はあります。現状、私たちが使っている「クラウドカメラ」というワードも供給者目線なんです。検索することを普通に「ググる」と言うように、「カメラで撮ること」に代わる動詞として使えるようなネーミングを生み出すことが重要だと思います。私たちの価値そのもの、ソリューションを表す言葉が必要ですね。

現場の人間だけが知り得た重要なデータも遠隔地から確認

——「Safie」は具体的にどのような場面で使われていますか?

まずは小売のチェーン店ですね。コロナ禍の影響で店舗のオペレーションを変えていく必要がありますが、都度店舗に足を運ぶのではなく、カメラを使って遠隔から指導することで生産性が向上します。あるシュークリーム店さまのユースケースが興味深かったのですが、商品がよく売れる時間帯であるランチ後と帰宅時間に、山盛りのシュークリームがショーケースにしっかり積まれているかを遠隔からチェックするなど、細かいけれど売上に直結するオペレーションの確認に利用されています。

もう一つは建設現場です。建設の現場は2024年から働き方改革で、残業時間が厳しく規制されるようになります。そうなると、生産性向上のためのDXが促進されるでしょう。たとえば、ダムの建設にあたっては、現場に行って帰るだけで2日かかるような人里離れた山奥で年単位の工事が行われます。また、高層ビルの建設も全フロアを実際に移動するには丸1日必要です。すべての現場を責任者が見てまわるのは非現実的です。「Safie」を用いた遠隔地のモニタリングルームがあれば、現場の作業が工程表通りに行われているか、いつでもチェックできます。

将来的にはタワークレーンなどの遠隔操作もいずれ可能になるでしょう。タワークレーンの操縦には高度な技術が必要ですが、その技術を持った職人はいろいろな現場で引っ張りだこなわけです。今は現場と遠隔地では遅延が発生してしまいますが、5Gの普及でカメラによる遠隔操作が可能になれば1日に複数の現場をまわることができるようになります。

——大手の某ファストファッションチェーンでは、皆さんも思いつかなかったような活用法を生み出していると聞きました。

そうですね。大手ファストファッションの新店舗では「Safie」のカメラを多くご利用いただいています。たとえば、複数の色展開をしている商品があって、お客さまが手に取るのはピンクだけど、実際に売れるのは黒やグレーなどのコンサバなカラーリングだったとします。しかし、その結果だけを見てピンクを発注しないと判断すると、集客に影響する可能性もあります。

インターネットの世界ではユーザーの行動を逐一把握できますが、リアルの世界では購入したお客さまのPOSデータしか分かりませんでした。店舗の前を何人が通って、そのうちどれくらいの人が入店したのかは現場の人にしか分からなかったんです。今までの定量的なマーケティングでは得られなかった、その会社だけが必要かつ重要とする情報を蓄積することで、経営判断も大きく変わるでしょう。

日常生活でも、人々が映像を参照して意思決定を行う時代へ

——従来の防犯カメラとはまったく違った用途ですね。

やはり、従業員を管理するだけの目的で導入する企業は伸びないように思います。カメラを使って労働者をサポートしたほうが、生産性が上がると考えています。人間ができないことをやるのが最も有効的な使い方です。建設現場ではビルが建てられていく様子を記録して、いつでもタイムラプスで確認できるようにしています。いくら記憶力のある人でも建設の全工程を記憶することはできませんが、カメラならすべてをデータに残せます。管理のためのカメラではなく、人間ができないことをやるためのカメラです。

操縦中の重機にカメラをつけることで事前に人身事故を防ぐこともできるでしょう。進行方向に人がいればAIが判断して自動的に止まる。全体を俯瞰した映像から危険な位置を割り出して、人や荷物を置かせないようにすれば安全性も大きく向上します。これは日常生活にもいえることで、ウィンドサーフィンに行ったら風がなかった、波がなかったとか、山に行ったら雪が降っていたとか、事前に分かっていれば行動を変えたのに、という経験ってありますよね。事前に渋滞が分かれば行き先を変えるとか、データを参照することで人々の意思決定が変わっていく。それが私たちの目指すVDaaS(Video & Data as a Service)の世界で、その原型は建設現場からはじまるのではないかと考えており実証実験を続けています。

——それが御社の掲げる「映像から未来をつくる」ということですね。

おっしゃるとおりです。人々の生活における意思決定をサポートするということが重要だと考えています。

——最後に、今後の展望を教えてください。

映像活用で、あらゆる産業の現場DXを推進し、働く人をサポートしていくことはもちろん、AIカメラやサービスを手軽に利用できるようにし、誰もが暮らしやすい、映像から未来をつくる社会を実現していきたいと思います。
佐渡島 隆平
セーフィー株式会社 代表取締役社長CEO

2002年ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社に入社、その後同社が出資するモーションポートレート株式会社のCMOに就任。
2014年セーフィー株式会社を創業。2017年より「クラウド録画サービスシェアNo.1」を継続。2020年「Forbes JAPAN日本の起業家ランキング2021」第1位受賞。
「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、映像を活用しあらゆる産業の“現場DX”を推進する。

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