QRコード決済や電子マネー・クレジットカードなどキャッシュレス決済を徹底比較!
2020/2/20
Contents
キャッシュレス決済の種類は?
クレジットカード
クレジットカードは、クレジットカード会社が料金を建て替え、利用した料金を後でまとめて払うサービスです。それぞれの会社によって締め日が異なり「末締めの翌月25日払い」ものもあれば「15日締めの翌月10日払い」のものもあります。VISAやJCBなど同じブランドのクレジットカードでも決済を行う会社によって請求日は異なることも多いので、事前に確認しておくと良いでしょう。
基本的にクレジットカードは信用情報を基に審査を行い、カード利用枠(限度額)が設定されます。審査は「安定した収入はあるのか」「支払いが遅延しているローンはないか」などをチェックしており、条件が満たない場合はクレジットカードは発行されません。キャッシュレス決済の中でも「信用度」が問われる決済方法と言えるでしょう。
電子マネーやICカード
電子マネーは専用のカードに残高をチャージし、チャージされた金額内で利用できるサービスです。電子マネーにもあらかじめお金をチャージして使う「プリペイド型」と、後でまとめて支払う「ポストペイ型」があります。前者はWAONやnanacoなどが有名なサービスで、後者はQUICPayやドコモのiDがこれに当たります。
公共交通機関で利用するSuicaやKitacaなどのICカードもいつもの買い物に使えるキャッシュレス決済。ICカードはオートチャージも可能なことも多く、使った分だけ支払うこともできますが、チャージ方法は指定のクレジットカードのみとなっている場合も多く、まだまだ現金でのチャージが主流です。
スマホ決済(QRコード・バーコード)
キャッシュレス決済の中でも飛躍的にユーザーが増えているのがスマホ決済。指定のアプリをダウンロードし、バーコードやQRコードを会計時に提示して決済するシステムです。スマホ1つで支払いが完了する手軽さが人気で、人によってはカードを提示するよりも手間がかからないと便利さにも注目されています。
代表的なスマホ決済サービスは「LINE pay」「Paypay」「origami pay」など。最近ではフリマアプリでも人気な「メルペイ」も普及率が高くなってきました。バーコードやQRコードではなく、スマホをタッチするだけで決済が可能なサービスもあるので、キャッシュレス決済の中でも種類が多い決済方法と言えます。
キャッシュレス決済におけるメリット・デメリット
クレジットカードのメリット・デメリット
「リボ払い」や「分割払い」「ボーナス払い」などの支払い分割サービスがあるので、急な出費や予定外の買い物も家計とやりくりしながら支払っていけるのもクレジットカードの魅力。他のキャッシュレス決済に比べると還元率はやや低めですが、利用料金に応じてポイントが付与される点も嬉しいところ。
デメリットは「後払いだからと安心して使い過ぎてしまう」ことや「そもそもクレジットカードを作れない人もいる」こと。使い方によっては家計の助っ人となり、管理を怠ると家計を圧迫してしまう決済方法とも言えるでしょう。
電子マネーやICカードのメリット・デメリット
また、食費や日用品費など予算を決めて使いたいものにも活躍してくれるでしょう。クレジットカードとは違い、カードの発行に審査がありませんので、誰でも気軽に作ることができるのも魅力です。
デメリットは「チャージする手間がかかる」ことや「チャージ金額に上限があること」などが挙げられます。最近では、電子マネーもクレジットカードからオートチャージできるものもありますので、残高入金の手間が気になる方は、クレジットカードと連携できるタイプのサービスを利用すると良いでしょう。
スマホ決済のメリット・デメリット
しかし、サービスが乱立しており「どのスマホ決済を利用していいかわからない」という状況に陥っている方も少なくありません。割り勘機能など便利なツールも展開されてはいますが、スマホ操作が苦手な高齢の方にとっては利用そのものが難しく感じるかもしれません。スマホ決済が可能な店舗もまだ少なく、便利なサービスながらも課題はたくさんあるでしょう。
キャッシュレス決済でポイントを効率的に貯める方法
ポイント還元率をチェックしてキャッシュレス決済方法を選ぶ
高いポイント還元率を謳っているサービスはたくさんありますが、利用店舗や期間によってポイントに差があることが多いのが現状。特にスマホ決済サービスでは「コンビニなら〇%還元」と利用店舗を指定したり、キャンペーン期間中のみ還元率を高くしたりと、非常にわかりにくい状態です。ついポイント還元率のみを比較して決済方法を選びがちですが自分がよく利用する店舗で使えなければ意味がありません。
ポイントを効率的に貯めたいのであれば「日常でよく使う店舗で一番ポイント還元率が高いサービス」を利用するか、「1つのサービスだけ利用して集中的にポイントを貯める」かです。スマホ決済はポイント還元率が高いのが魅力ですが、利用できる店舗が限られているので電子マネーに絞ってポイントを貯めた方が効率が良い場合があります。
クレジットカードから残高チャージでポイントを増やす
電子マネーやスマホ決済を利用するのであれば、クレジットカードから残高をチャージして使うようにしましょう。サービスによってはクレジットカードからの入金が不可なものもありますが、チャージができるタイプであればクレジットカードと電子マネー(もしくはスマホ決済)のポイントを2重で受け取れる可能性があります。
クレジットカードからのチャージは、あくまでも請求先はクレジットカードなので支払いを一箇所にまとめられます。電子マネーやICカード・スマホ決済などあらゆるキャッシュレス決済を利用したい方はチャージ方法に注目してみましょう。
キャンペーンをチェックして買い物する日程を決める
普段は2%のポイント還元率だが「3日間限定でポイント5%アップ」「毎月〇日はポイント2倍」などとキャンペーンを実施しているサービスは多いです。よりお得に買い物したい方は、このようなキャンペーンを上手く活用して買い物をすると良いでしょう。
頻繁に日用品を買いに出かける方はポイント還元率の高い日にまとめて購入したり、キャッシュレス決済上級者の方であればキャンペーンに合わせて決済方法を使い分けたりするのも良いですね。
買い物をする日を決めるという方法は、無駄な出費を減らす節約効果もあるので意識してみてください。
キャッシュレス決済サービスを上手に活用していこう
キャッシュレス決済サービスのそれぞれのメリットやデメリットを比較しながら自分に最適な支払い方法を見つけていきましょう。同じ種類のキャッシュレス決済でもポイントの還元方法や割引率は異なりますので、じっくり検討してから導入することをおすすめします。