MA導入を検討した結果、「実際に導入した人」89.6%
「Q1. マーケティングオートメーション(以下、MA)検討・推進後に実際に導入に至りましたか?なお、検討・推進した経験が何度かある場合は、直近のことについてお答えください。」という質問に対しては、「はい」が89.6%と半数以上の人が導入したことがわかった。
自社のマーケティング機能は「他社より強い」が52.8%
次に、「Q2. 自社のマーケティング機能は競合他社と比べて強いと思いますか?」との質問には、「とても強い」「強い」と回答した人が52.8%と、他社より強いマーケティング機能と実感している人が多いことが判明した。
MA導入検討時、複数社で比較する人67.1%
「Q4.(MA)検討時に見積を行なった件数を教えてください。」には、3社で検討している人が34.0%、3社以上で検討している人でみると67.1%と複数社で比較している人が多いことがわかった。
MA導入検討時、81.8%の人が「理解できた」
また、「Q5.見積比較を行い、自社に適切なMAサービスがどのサービスか理解できましたか?」という質問には、「とても理解できた」「理解できた」と回答した人が81.8%と、ほとんどの人が自社に最適なMAを見極められている結果となった。
検討サービスは多岐にわたる結果に
「Q6. 検討を行なったMAサービスの名称を教えてください。」には、60.4%の「Oracle Marketing Cloud」を筆頭に、様々なMAサービスを検討していることが明らかになった。
MAサービス導入で、マーケティング強化に期待68.4%
MAツールの「導入に至った」と回答した人に、「Q8. 現在のMAサービスに対して、どのような機能・効果に期待しましたか?」と質問したところ、68.4%の人が「セグメントに分けたマーケティングの強化」、次いで60.0%の人が「リード管理強化」と回答した。
今回の調査では、MAの導入検討後、実際に導入に至った人のほとんどが効果に満足しているということが明らかになった。一方で、MA導入後に想定していたよりも導入後の業務フローが複雑で、システムのコストがかかってしまった人や、機能を使いこなせない人がいるなど、課題も表面化した。“マーケティングオートメーション”と聞くと、システムが自動で全て作業してくれるとの印象も持ちがちだが、実際は導入後も人が行う作業は存在する。特に個人情報も含め、センシティブな情報を扱うこともあるほか、運用に乗せるための業務フローや、機能の把握に工数を取られてしまうことも多いのが現状だ。使いこなせれば便利なMAだからこそ、しっかりと運用に携われる人材を確保し、理解を深めてからの導入が望まれる。