東レとNEC、製品の品質検査情報をサプライチェーンで共有する品質データ基盤を構築 品質保証体制の向上を目指す
2020/7/30
東レ株式会社と、日本電気株式会社(以下、NEC)は、製品の品質検査情報をデジタルデータで収集・共有する品質データ基盤を構築したと発表した。本基盤は、すでに東レグループ内での運用を一部開始しており、今後、この基盤を通じ顧客をはじめとするグループ外の企業とも品質データを共有することで、品質保証体制のさらなる向上を目指すという。
また、検査結果の過去情報を本基盤に集約しているため、品質の傾向を見える化し、グラフ形式で確認することができる。この傾向を顧客と共有することで、顧客は自社製品の品質調査の際にこのデータを活用することができる。例えば、示された品質傾向のデータを活用して、JISの異常判定ルールに則った異常検知を行うことができ、分析の負荷が軽減される。