LINE、第5回「新型コロナ対策のための全国調査」を実施へ 再び増加傾向にある感染者の状況の把握を目指す

LINE株式会社は、2020年3月30日に厚生労働省と締結した「新型コロナウイルス感染症のクラスター対策に資する情報提供に関する協定」に基づく同省への情報提供を目的として、8月12日にコミュニケーションアプリ「LINE」で第5回「新型コロナ対策のための全国調査」を実施したと発表した。

LINEは、厚生労働省との協定に基づき、これまでに4回の「新型コロナ対策のための全国調査」を実施し、新型コロナウイルス感染状況の把握や感染拡大防止のための有効な対策検討に活用されるために、全国のLINEユーザーが回答したデータを厚生労働省に提供してきた。回答内容は、主に3密回避やテレワークの実施状況、発熱者の割合の変化、また、緊急事態宣言後における職業種別の心情などについて分析され、厚生労働省より公表されている。現在、新型コロナウイルス感染者数が再び増加傾向にあり、さまざまな社会不安も拡大しているなか、今後の政策決定をするにあたり、改めて日本全国の状況を把握する必要性があると判断した同省からの依頼を受け、再度「新型コロナ対策のための全国調査」を実施することになったという。

第5回「新型コロナ対策のための全国調査」は、8月12日から13日に実施する。全国規模で情報を得る必要があるため、「LINE」を利用する日本全国のユーザーが対象。過去実施回と結果を比較するため、基本的には第1回~4回までと共通する設問で実施するという。調査結果は、新型コロナウイルス感染状況の把握や感染拡大防止のための有効な対策を検討するために活用される。この用途以外で調査結果を利用することはなく、調査に回答したデータは統計処理され、個人が特定されることはない。また、取得したデータは本目的における調査・分析後、速やかに破棄される。

なお、調査は今後も継続し、第7回までの実施を予定しているとのことだ。このように複数回の調査をする意図は、日々新型コロナウイルス感染者数が増加している中で、健康状態を継続的に聞くことにより、その変化を把握するため。これにより、市中で発生している無症状の感染者等の状況を検知できれば、有効な対策に繋がる可能性があるという。

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