Sansan、オンライン会議向け「QRコード付きバーチャル背景」を提供開始
2020/11/13
Sansan株式会社は、同社が提供する法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」において、オンライン会議で名刺交換をスムーズに行うことができるQRコード付きバーチャル背景の提供を開始したと発表した。
■「QRコード付きバーチャル背景」の提供背景
一方で、同社が提供する名刺アプリ「Eight」では、オンライン名刺交換ができる「QRコード付きバーチャル背景」を自動作成する機能を、Sansanに先立ち提供を開始。提供開始後約3週間で、1万人を超えるユーザーがダウンロードを行うなど大きな反響があったという。これらの反響を踏まえ、Sansanにおいても、より多くのオンライン名刺活用のビジネスシーンを提供するために、機能提供開始に至ったとのことだ。
オンライン名刺の送付方法が、デジタルシフトするビジネスシーンに、より柔軟に対応可能になったことで、デジタルシフトによって生じた、名刺交換の減少による顧客データの情報源の縮小と企業業績への悪影響という新たな課題「顧客データ危機」を解決し、企業の営業⼒や受注率の向上に貢献するという。
■「QRコード付きバーチャル背景」を設定するメリット
オンライン上でも、特に商談の場面では対面と同様に印象が重要になり、印象を決める要素に背景の演出もある。QRコードには、会社が指定した会社ロゴの表示も可能であるため、社員が統一した背景を設定することで、リモートワークや在宅勤務といった業務環境に左右されることなく、対顧客に対するブランドイメージに、一貫性を持たせるよう整えることが可能だ。
・コミュニケーションの円滑化
オンライン商談では、「アイスブレイクしづらい時がある」など、コミュニケーションに課題を抱えるビジネスパーソンが増えている。常時背景にQRコードを表示させることで、名刺交換をきっかけとした話題提供がしやすくなり、ビジネスの始まりの円滑なコミュニケーションを後押しする。
・オンライン名刺の受け手からの返送の促進
バーチャル背景は、ずっとオンライン画面で相手に表示されているため、最初だけでなく、途中参加者や後のタイミングなど、受け手側の都合に合わせて、名刺情報の登録と返送が可能だ。生活に密着したQRコードを用いることで、受け手側も低いハードルで操作が可能となり、これまで以上にオンライン名刺交換が成立するようになる。