博報堂ら、テレビ番組のファン育成プラットフォームに独自のライブ配信機能を新たに搭載
2021/1/26
株式会社博報堂が発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ)」と株式会社博報堂DYメディアパートナーズは、2019年12月にSingulaNet株式会社と共同で構築した、ブロックチェーン技術を活用したテレビ番組のファン育成プラットフォーム「LiveTV-Show(ライブ・ティービー・ショー)」に、三社で開発した独自のライブ配信機能を新たに搭載したと発表した。また、株式会社テレビ静岡で2021年1月から放送されている新番組に出演するアイドルグループ「fishbowl(フィッシュボウル)」のファン向けに、本ライブ配信機能を搭載したLiveTV-Showの提供を開始する。
今回開発したライブ配信機能は、テレビ局の個別の番組向けに自由にカスタマイズでき、専用のツールやアプリではなくWebブラウザ上で配信・視聴することが可能だ。無料・有料の配信に対応でき、多様なファン層に応じた企画内容を実現。また視聴データをテレビ局が管理・蓄積できるため、迅速にデータを分析しその結果を番組づくりに反映していくことが可能だという。
本ライブ配信機能を、LiveTV-Showに搭載されているデジタルフォトや楽曲等の販売機能やギフティング(投げ銭)機能と連携することで、双方向の番組作りを実現し、番組および出演タレントのファンの育成を支援する。デジタルフォトや楽曲等の販売機能にはブロックチェーン技術が使用されており、複製を防ぐだけではなく、数量を限定した販売も可能だ。
今回しずおかアイドルプロジェクトのオーディションを経て結成されたアイドルグループ「fishbowl」は、テレビ静岡の新番組「アイドル観察バラエティ fishbowlのデビューしちゃってもいいですか?」への出演と並行して、LiveTV-Showを活用したライブ配信などの企画を通じ、ファンと交流する。LiveTV-Showにより双方向のコミュニケーションを実現することで、テレビ番組との相乗効果を生み出し、ファンの育成を目指すとのことだ。
「LiveTV-Show」に新たに搭載された独自のライブ配信機能の画面イメージ