NEC、AIを活用して自動で未整理データを分類する「データ自動仕分けサービス」を提供開始

NECは、企業が持つ大量の未整理のデータと分類したいカテゴリ情報を使って、AIが自動的にデータを仕分けする「データ自動仕分けサービス」を提供開始すると発表した。データ仕分けに係る時間を最大50分の1に縮減するなど、企業における高精度かつ効率的なデータ活用を支援する。

経済社会のデジタル化が急速に進展する中、企業活動においてもマーケティングや商品企画などで、これまで以上に高品質かつ大量のデータを的確でタイムリーに活用することが不可欠となっている。一方、データは自社内だけでなくWebやSNS、POSなど様々な場所に大量に存在し、データ形式が統一されていないのが現状だ。そのためデータ分析の前提となるデータの整理や分類といった仕分け作業は、膨大な工数がかかる、作業者ごとのスキルに依存して精度にばらつきが出るといった課題があるという。

そこでNECは、「仕分け対象データ」と分類したいカテゴリである「仕分け先データ」、正解の見本となる学習用「教師データ」をWebブラウザを通じてアップロードするだけで、自動で分類を行い簡単なデータ仕分け作業が可能となるクラウドサービスを実現。本サービスは、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」の1つである独自の機械学習アルゴリズム「データ意味理解技術」を活用している。データの本質的な意味をAIで推定しながら分類を行うため、高速かつ高精度なデータ仕分けが実現できるとのことだ。
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース

■本サービスの特長

・データ仕分け作業の大幅縮減
AIによりデータ仕分けの作業を自動化することで、人手で行うと数時間、数日かかる作業時間を大幅に縮減して、データ分析の高速化・効率化に貢献。データ分析の頻度向上や鮮度の高いデータの活用が実現でき、迅速にマーケティング施策、商品開発へのフィードバックが可能だ。

・特別な知識やスキルが不要
「仕分け対象データ」、「仕分け先データ」、「教師データ」の3種のデータを準備するだけで、Webブラウザから特別な知識やスキルがなくても簡単に分類作業が行える。データ分類作業を標準化することで、属人化を防止することにもつながる。

・NEC独自の機械学習アルゴリズムを活用
NEC独自の機械学習アルゴリズム「データ意味理解技術」を活用してデータ仕分けを行う。表データの行や列が持つ意味を高精度に予測し、類似性の高いデータ同士を自動的に統合することができ、少ない教師データからも高精度なデータ仕分けが実現できる。

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