山口県萩市、スマートシティ化を目指し各種情報発信を行う「萩市総合アプリケーション」を正式リリース
2021/3/19
株式会社PHONE APPLIは、山口県萩市と萩市民をつなぎ、萩市内の道路をはじめとする問題箇所の報告、避難所等の場所の情報提供や萩市内外の人々への各種情報発信を行うアプリケーションを2021年4 月1日に正式リリースすると発表した。
今回PHONE APPLIはそれらの課題を解決するべく、One to Oneコミュニケーションで顧客とのエンゲージメントを高める「PHONE APPLI LINER」をベースに、萩市の「LINE公式アカウント」と「Salesforce」をつなぐアプリケーションを開発。LINEは国内の月間利用者数が8,600万人以上、月間アクティブ率が86%で日本の人口の66%が利用しており、今や国内の「生活インフラ」として定着しているという。Salesforceは世界をリードするクラウドベースの顧客管理システム(CRM)。今回開発するアプリケーションが、萩市と萩市民との新たな接点を生み出し深めると共に、萩市内外の人々がもっと萩市を知り、もっと好きになるといった効果に結び付くよう、開発、構築してきたという。2021年3月1日より試行運用を一部機能にて開始していたが、2021年4月1日(木)より1ヶ月間のフィードバックを反映し、新たな機能も追加した上で正式リリースをするとのことだ。
■提供予定の主な機能
萩市の「LINE公式アカウント」と友だち登録をした萩市民が、普段の生活の中で問題箇所を発見した際、自身のスマートフォンからLINEで問題箇所を報告することが可能。報告されたデータは、萩市のSalesforce上に自動的に登録され、担当課がそれを受け取り順次対応をしていくことができる。また、Salesforceの長所であるレポートやダッシュボードを使い、対応状況の確認やどういった報告が多いのかといった分析をリアルタイムに実施することもできる。
問題箇所報告機能イメージ
市民等から報告された問題箇所の対応状況は、専用のページにて確認することができる。Salesforce組織上で、萩市の担当課がステータスの変更やコメント登録をすると、その結果がリアルタイムに反映される。
萩市LINEレポートイメージ
萩市民が萩市の「LINE公式アカウント」のリッチメニューから「避難場所情報」を開くと、現在位置から最寄りの避難場所の確認や、指定した場所への経路情報を見ることができる。
避難場所等の情報確認イメージ(萩市民のスマートフォン画面)
萩市民が萩市の「LINE公式アカウント」と友だち登録をした際に入力した簡単なアンケート情報を元に、Salesforce上で属性分けを行う。萩市民に対して住民サービスの向上につながる情報配信、そして萩市外に在住する登録者へは、より萩市に興味を持ち、訪れたくなるような情報配信を行うことが可能だ。
各種情報発信機能イメージ(萩市担当課のPC画面)