DNPとイシダ、「店舗のデジタルトランスフォーメーション(DX)」をトータルにサポートするため協業を開始
2021/4/22
大日本印刷株式会社(以下、DNP)と株式会社イシダは、総合スーパー(GMS)やスーパーマーケット(SM)、ドラッグストア(DgS)、家電量販店などが推進する「店舗のデジタルトランスフォーメーション(DX)」をトータルにサポートするため、店頭や商品棚に設置する電子棚札、シェルフ型やモニター型のデジタルサイネージ、ICタグ(RFID)などの機器・機材の導入や販促活動の展開について、2021年4月に協業を開始したと発表した。
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■協業開始の背景と狙い
DNPは、流通・小売業の販促施策の企画から、各種コンテンツの制作や店頭開発、運用サポート、デジタルサイネージの提供まで、幅広い事業を展開している。また、生活者の購買行動のデータ収集・分析・活用によって店舗オペレーションや販促施策を改善し、顧客体験価値(CX)の最大化を支援するサービスを提供している。株式会社イシダは、計量包装値付機やピッキングシステム、店頭での表示システムとして簡単・スピーディーなPOP発行システム、売価ロス・作業ロス・販売チャンスロスを削減できる電子棚札システムなど小売業における全体最適化できる各種ソリューションを有している。なかでも電子棚札においては日本国内トップのシェアを獲得。また全国のGMSやSMに対する強力な保守・メンテナンス網を構築している。
今回、デジタルデータを活用したマーケティングやコンテンツ制作、サイネージでの配信に強みを持つDNPと、電子棚札や各種機器・システムの提供や保守に強みを持つイシダが連携し、互いの強みを掛け合わせることで、流通・小売業等の店舗でのDX推進を支援するとのことだ。
■協業により提供する主なサービスの概要
2. コンテンツ制作・運用業務の連携 : 個人の行動や嗜好などのデータ分析による最適なコンテンツの提供のほか、販売時点(Point of Sale, POS)情報や在庫情報、天候情報を活用したダイナミックプライシングなど、店頭に設置するデジタル機器を介して、生活者にとって有益かつ魅力的な情報提供を安定的に実現する。
3. 新規サービス開発 : イシダの重量センシング技術と、DNPのRFID活用ノウハウを掛け合わせて、商品の残量や在庫情報をリアルタイムで把握できる新たなサービスを共同で開発し、2021年秋のサービス開始を予定しているという。