電通デジタル、生活密着型IoTサービスクリエーション組織「IoL(Internet of Life)スタジオ」を設立

株式会社電通デジタルは、Vanguard Industries株式会社と共同で、生活密着型IoT(Internet of Things)を基点とした企業のサービスモデル変革を支援するIoTサービスクリエーション組織「IoL(Internet of Life)スタジオ」を設立したと発表した。

昨今、企業のサービス提供においてオンラインによるサービスが急拡大している。一方で、コロナ禍で変化し続ける生活者に向けては、そのインサイトや行動を深く理解し、オンライン・オフライン問わず生活に寄り添うことによる高い顧客体験価値の提供が求められている。なかでもユーザーの生活に浸透し、継続的な関係構築に繋げる「モノ」としてのIoT提供は重要な手段の1つとなっている。今回設立された「IoL(Internet of Life)スタジオ」は、生活者の日々の行動の中に生じているペインポイントと気持ちの変容に寄り添い生活者と繋がり続けるIoTソリューション創出を支援する組織だ。企業の新規事業開発において、深い顧客理解を基点とした事業構想からサービスデザイン、実用化に向けたアジャイル型のプロトタイピングまでの知見と実績を有する電通デジタルと、開発中のAIペット型ロボット「MOFLIN(モフリン)」が2021年の世界最大規模のテクノロジー見本市「CES」のBest of Innovation Awardを受賞するなど、生活密着型IoT開発に高い専門性を持つVanguard Industries社のノウハウと知見を活かす。

同組織では、新規事業開発にあたり、まず、企業の経営課題・事業目標を基点に生活者へのインタビューやカスタマージャーニー分析を通して生活者の日常におけるペインポイントとその際の感情を洗い出し、解決するための最適な顧客体験設計、事業としてのサービスデザインを行う。さらには、実用化に向けてアジャイル型でプロトタイプを開発し、実証実験(PoC)で生活者の意見を取り入れてブラッシュアップした上でMVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)のプロダクト構築を行うことで高い顧客体験価値を創出し、本番サービス開発、運用まで一気通貫で行うとのことだ。

IoLスタジオで構想中のIoTサービス例
・生活者と精神的な繋がりをつくることでメンタルケアを行うAIロボット
・コロナ禍のリモート集合下で相互コミュニケーションを円滑にするデバイス
・個々の健康状態に加えて生活習慣や味の好みも反映させた、リピートされやすい調味デバイス

「IoL(Internet of Life)スタジオ」の概要について
出典元:プレスリリース

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